2013年3月19日 (火)

日曜日の脱原発デモ

P3160999_640x480

16日の脱原発集会では、脱原発アイドル藤波心ちゃんを招いて、発言してもらった。高校1年生だそうだが、話の内容や発言がしっかりしていて、頭のよさに感心した。すでに高卒認定資格を取ってしまったという。アイドル活動で学校に通えないのだろうが、きちんと自分でも勉強しているのだ。えらい。

昼間の部に続いて、夜は福島県の前知事の佐藤栄佐久さんや、福島在住で各分野で活動している方々を招いて、話を聞いた。佐藤さんは、原発政策に異を唱えたことで、不当逮捕され、追い詰められた親族をなくしている。

福島の田村氏で有機農業を30年続けている農家の方からは、トマトから放射性物質が検出され、お客さんが3分の1になってしまった話を聞いた。この方は、冬は人形劇をやっていて、今度の事故を題材にした劇を少し披露してくれた。人形は表情がないが、見ているものには大変豊かな表情を持っているように見えるのが不思議だった。そして、喪失の悲しみがとてもよく伝わってきた。

福島の除染労働の問題に取り組んでいる方もいた。福島の除染労働に携わっている人たちは、派遣切りに会ってぎりぎりの生活を送ってきた人たちで、仕事の内容もしっかり確認せず連れてこられた人が多い。除染に実際に携わる人たちは4次下請けに入る。元受は、東京の大手ゼネコン。2次は、そのゼネコンの同族の地元企業。3次は、何と東京電力の子会社。東電もしっかり事故で儲けている。そして、4次下請けに入るころには、労賃も少なくなっているし、もらえるはずの危険手当ももらえていない。それでいて、原発から20キロ圏内の除染をやらされているという。

原発を運転するにしても、事故を処理するにしても、原発はこういう差別労働なしでは成り立たないものだ。誰かの不幸の上に誰かの幸せが成り立っているのは、公平(フェア)なことではない。人間ならふつう持っている「公平の精神」に、反するものは長く続かないはずだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)