2019年1月 1日 (火)

AKIRA

アニメオタクの娘が見ようと言って借りてきた「AKIRA」。なぜ、若者がこの古い作品を知っているのか?作者大友さんが、雑誌に「AKIRA」を連載していたのを、私自身は同時代的に知っている。精緻な絵に感心し、世界的にも大友さんの名声が高まっているということも知っていたが、毎号連載された雑誌を買っていたわけではなく、ストーリーも追えなくなっていた。あれから30年たったのだろうか。アニメ映画版であるが、はじめて「AKIRA」全部を見ることができた。

 

 

 

 

アニメの絵自体や動きが昔だなと感じたが、その作品世界の予言性には驚いた。40年も前に、2020年の東京オリンピックを予言しているのだ。40年前から見た未来物語なのだ。40年前といえば景気の良いバブル時代もあったわけだが、40年前から見た日本の未来は暗い。明るい未来では、文学作品として成り立たないので、荒廃した未来を描くものが圧倒的に多いのだろうが、大友さんは40年前に、すでに今の日本に萌しているものを敏感に感じ取っていたのではないだろうか。

 

 

 

 

AKIRAの舞台は2019年のネオ東京だ。だから今年はAKIRAがもっともっと論じられて見られてほしい。私自身は、AKIRAは難解な作品で、AKIRAとは何か、何の比喩なのかと考えさせられてしまったが、東京オリンピックに関しては、核爆弾のテロが起きるというような大きな事故の暗示のように感じてしまった。

 

 

 

 

純粋なスポーツ選手に対しては、私は応援したいと思っているが、東京オリンピックの政治的な意味や利用に対しては賛成できない。オリンピックを招致し推進し利用する安倍さんや政権政党の意図やねらいを思うと、東京オリンピックに反対なのだ。彼らの力は強力で世論対策も万全、選挙も盤石で、退かせることなど容易ではない。しかし、黒を白と言いくるめたり、友人・取り巻きだけが優遇され罪にも問われないというような、不祥なことばかりやっていれば、さすがに天地の神もみそなわして、天罰も下そうというもの。そういう不祥な力を象徴し、暗示させるのがAKIRAだと感じたのだ。

 

 


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