オリンピックの見直しを
宮城県で行われるオリンピックのサッカーの試合を有観客にするかどうか。宮城県知事の村井さんは、強く有観客を主張し、宮城県でのプロ野球やプロサッカーの興業が有観客で行われていることを引き合いに、「不公平」などを理由に挙げている。
オリンピックに反対することで「反日的」と目されてもかまわないので、あえて私は、オリンピックは無観客でやるべきだと思う。そして、プロ野球やプロサッカーの試合との違いと言えば、楽天球団が試合に勝利して盛り上がったとしても、自民党や公明党が選挙に勝つとは限らないが、オリンピックが盛り上がれば、政権与党が選挙に勝利するだろうからだ。
それくらい今回のオリンピックは、政治的であらかじめ一部の企業や階層や利権を持つ人々のためだけに企画されたもので、当然、多くの日本国民が心から歓迎できないのは「反日」的なことではなく、当然のことなのである。それは、宮城県知事の村井さんが主導したコンクリートで巨大防潮堤や河川工事をする復興が、震災からの復興を意味しておらず、村井さんも私も生きていない100年後の東北地方の住人がため息をついて、100年前の先人が作った巨大なコンクリートのがれき群を見て、自然災害を防ぐこともできなかったし、人の生活も戻ることはなかったと思うのに等しい。
それにしても、安倍さんもスガさんも、いくら何でもやりすぎては罰が当たると思う。「天網恢恢疎にして漏らさず」という。熱海の谷間に、土砂を盛り、法令を無視して産廃などを埋めてとりあえず目の前から見えなくしているうちに、自然の力がついに人間が浅はかにも作り上げた盛り土を押し流し、大惨事をもたらしたように、安倍さんが核発電所の津波の備えを無視し事故を引き起こし、、虚言を弄してオリンピックを誘致し、公文書や桜を見る会については、産廃を土中に埋めたがごとく、なかったこととして見えない化し、その間にも憲法に違反する法令違反を繰り返し、それをスガさんも忠実に支えてきたのは、虚妄の盛り土がもうこれ以上限界というように積み重なっている。オリンピック競技に純粋に参加したいというスポーツ選手の心を踏みにじっているのは、「反日的」な私たちではなく、一番は安倍さんや菅さんの罪だ。

にほんブログ村
最近のコメント