UA-92533382-1 仮放免: よつば農場便り

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2020年10月18日 (日)

仮放免

今朝の7時のNHKのニュースで外国人収容施設を仮放免になった外国人が直面する問題が特集として取り上げられていた。菅政権や自民党の政策に反対する報道が許されるのだろうか?

 

と、このように書いては見たが、私は、単に政策や考えを批判するのではなく、そもそも問題があるのかを検証したり、問題がどこにあるのかを指摘することは、結局この国を良くし、国際的な関係の中で「名誉ある地位」を占めるためにはよいことだと思う。菅さんや自民党政権は、「国」や「公」を自分たちが独占していると考え、自分たちの考えに逆らい批判することを許さないが、「公」はそんな次元の低いものではないはずだ。

 

さて、報道は次のようなものだ。日本では難民申請をしても、認められる割合は、ほかの先進国と比べても異常に低く、国際的にも批判されている。認められない人は、母国へ送り返されるわけだが、出発前に、入国管理局の収容所に収容される。この収容所における人権を無視した人間の取り扱いそのものも問題だが、コロナウイルスの感染が広まったことから、密集状態を解除するために、収容所から外国人を退去させる「仮放免」が始まった。コロナウイルスのため、もしくは、母国で迫害を受けていたため母国に帰れない外国人は、日本社会にただ放置されるわけであるが、労働することも、医療保険に入ることも許されない。これでどうやって生きていくのか、という当たり前の問題と痛ましさを伝える報道特集であった。

 

この報道の中で、政府の外国人政策に対してこのようにすべき、このような問題点があるというコメントを引用されている大学教授がいたが、この人も、将来、菅政権と自民党政権が永遠に続く限り、学術会議の任命を理由なしに拒否されるのだろうか。もしくは、政権の顔色をうかがい忖度する大学から、雇い止めされたりするのではないかと、この教授のことが心配になる。

 

安部さんも菅さんも、国内に敵を作り敵をたたくことで、支持を浮揚させ人気を得てきた。その敵としての格好のターゲットが「外国人」だ。強硬な難民政策や厳格な出入国管理、抑圧的な収容所運営は、政権を支える人気のある施策だ。だが、菅さんが独占している「国」や「公」を超えた、「国」や「公」のためには、決して良い政策だと思わない。

 

暗い話ばかり書いてきたが、こういう憎しみや分断をあおる人たちばかりではなく、それを乗り越え、融和や友好や連帯を望む人がいて、そういう人たちの力だって、侮れないほど大きくなり、歴史を進めていくと、私は信じている。「頭の中にお花畑が咲いている」と、馬鹿にされても、そういう希望があるから生きていける。

 

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