UA-92533382-1 強権・恐怖政治: よつば農場便り

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2020年10月 3日 (土)

強権・恐怖政治

菅首相が、学術会議のメンバーとして自民党の政策に反対の立場をとった識者を拒否した。菅さんからは、なぜ拒否したのかの説明はないが、「当たらない」という短い言葉だけで、説明や対話を否定する政治姿勢をお持ちのような方なので、国民に対する説明はないだろうし、なくて当然だと思っていらっしゃるのだろう。

 

私はこれは憂慮する事態だと思っている。「学問」の自由がこの国から失われていく。政府や時の権力者に追従する御用学問しか、存在が許されなくなる。「学問の自由」なんて、自分には無縁のものだと思っている国民の方も多いだろうが、真綿で徐々に首を絞められていくとそれに気づかないように、失われていく「学問の自由」は、私たちの「思想・信条の自由」にまで下りてきて、気づいたら、菅さんの考えに反対したばかりに、収容所に送られる(一般の市民までが)「収容所列島」にならないとも限らない。

 

やくざ映画ややくざ漫画の「組長」に私たちが投影したり、「蛇」に投影したりする、敵対するものは絶対に許さない酷薄さ、昔の瑕疵は絶対に忘れずに覚えていて掘り起こす執念深さ、そういうものを、菅さんに感じて、背筋が凍る思いがするのだ。

 

日本を批判したり、日本を貶めたりする言動は一切許さないという考えの方々が、安倍さんや菅さんの政治的な勢力として大きな支えとなっている。そのような方々からは、私のようなものは非国民になるのだが、しかし、国を思う心情は人一倍あるのだということをしっていただきたい。国民の財産が、無残にたたき売りされて国民に損害を与えるのであれば、それはおかしいと声を上げて、どうしてそのようになったのか、公文書を確かめて検証しようと主張することの方が、必ずこの国のためになることで、もしそれを拒否して、公文書は速やかに廃棄したなどと述べて、国家財産を不当に安く売りさばいたりすれば、そちらの方が国家に害を与えることになるはずだ。

 

このように批判や権力に対する監視があってこそ、全体や公共の利益も守られ「日本」のためにもなる。批判や権力に対する監視が許されない、世界の強権国家(たとえば、敵対者や批判者を安易に毒殺したり処刑したりするような国や、強制収容所に人々を閉じ込めているような国)が、健全な発展をするような国だと思うだろうか。健全な発展をする可能性をこの日本の国に保証したいので、私は民主的な批判や権力の監視、学問の自由と独立などを支持したいのだ。

 

 

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