UA-92533382-1 将来を失うための選択: よつば農場便り

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2020年5月22日 (金)

将来を失うための選択

学生たちが声を上げたおかげで、学生たちにも金銭の支給が行われることとなった。ところがこの支援策、安倍さんの信任厚い荻生田氏の発表では、日本人学生だけでなく留学生たちにも支援が行くと思われていたが、その裏では留学生への支援は数を絞り選別して与えるようにとの指示を出していたことが分かったと、報道されている。

この報道が事実であれば、差別と分断をもたらすそのような支援策ではなく、日本人学生も留学生も一律平等の支援をしてほしいと私は考える。理由は、留学生たちも、この日本社会に参加し、この社会を支えてくれているという点では日本人と変わらないし、留学生への支援は、日本の未来にとっては大きな意味を持つ支援だと考えるからだ。

外国人を差別し、排除し、社会に分断をもたらす政策は、安倍さんの支持者たちを喜ばせ、人気のある政策だ。政治家が有権者の人気と支持を取り付けて選挙に当選しないといけない体制下では、支援してくれた人に利権を分配したり満足感を与える政策を行うのは必須のことなのかもしれない。しかし、この政策は将来に禍根を残し未来を失う選択だと思う。

日本は、外国の人たちから選んでもらう立場であろう。観光先として、働き先として支持してもらい選んでもらわなければいけない立場なのに、差別的な仕打ちをすれば支持を失い、誰も日本に来てくれなくなる。これから先の縮小日本社会を維持し支えていくには、外国の人も含めて多様な人たちが必要なのに、将来、まわりから見捨てられても、「この国は神風が吹く素晴らしい国だ」と、一人いきがって自己満足に浸っているのだろうか。

資本主義と同じで、勝者が全部成果をいただくというのが、今の日本の選挙制度だ。だから勝者の自民党と安倍さんは何をしてもよい。しかし、彼らの選択の結果をあとで味わうのは、ひとしく国民全体である。原子力政策なども、そういうもので、推進してきて利権にありつくのは少数の勝者だが、被害は国民皆が等しく背負う。今回の留学生差別も、将来の禍根は国民全体が等しく背負うことになる現在の選択だ。安倍さんと自民党の差別主義を何とか撤回させたい。

明治維新期の志士や愛国者だったら『史記』は読んでいた。『史記』を読んでいる愛国者だったら、目先の利益の在りそうなことが将来の禍根になることや、その逆で、今は、誰もが馬鹿にするような小さなことが、将来大きく花開く、そういう大局的な見方を持つことができるのだ。明治維新とかが好きそうな安倍さんやその支持者の「愛国者」の方々は、もう「史記」は読まないのだろうか。『史記』を読めば、これが30年後の歴史には、失敗の始まりとして筆誅されるだろうということが予想できるのに。

 

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