UA-92533382-1 豊饒の海: よつば農場便り

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2020年3月18日 (水)

豊饒の海

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牡鹿半島にあるワカメ養殖場へ行き、加工体験をしてきた。岩手県や宮城県に住んでいる人なら「メカブ」は大好きな郷土食だと思うが、そのメカブがどうやって海で養殖されているのか、食卓に上る前にどうやって人の手を経て加工されているのかを知れた貴重な体験だった。

牡鹿半島は宮城県石巻から太平洋側に突き出た半島。半島は険しい山におおわれていて、半島の各浜に行くのは結構大変であるが、それだけ自然が豊かであるということで、半島の湾では、養殖がおこなわれていて品質の良いワカメなどが取れる。半島の先は金華山で、この金華山沖の漁場は世界一豊かな漁場だと言われている。それは、この地の豊かな山や自然のおかげだと思う。

一方で、女川核発電所とも距離が近く、半島の一本道を車で行きながら、発電所の事故が起これば、この半島に住んでいる人たちはどうにも逃げ場がないと思った。核発電所の事故を想定した避難計画は非現実的で、現実的なのは事故が起これば「棄民」されるということだ。自然豊かなこの地に事故をもたらし生活を破壊する核発電は本当に罪深いと思う。

豊饒の海のワカメやメカブはどれもおいしかった。しかし、漁業者さんたちの心配は尽きない。

彼らは海の変化が気になるという。もちろん温暖化のせいで海水温も上がっていて、漁獲高も減っていて、持続的に海の資源に頼って生活していけなくなるのではないかと憂えていて、何か漁業以外の別の生活手段もと考えている。

ワカメの養殖と出荷は、季節労働で海水温が上がらないこの冬場が勝負だという。だから、人手が欲しいが、なかなか人手が集まらないという。「体験」とはいえ、作業を手伝った私たちは感謝され、お土産もたくさんいただき申し訳ない位だった。

人手は、「年齢不問」ですか?と尋ねたら、そうだという。これはありがたい。「年齢不問」で歓迎されるところは、私にとっては嬉しい。リストラされたら、ここで短期間住み込みで働かせてもらって、という生活もいい。

 

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