UA-92533382-1 人工甘味料が環境中に発見される: よつば農場便り

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2020年2月24日 (月)

人工甘味料が環境中に発見される

Evolving Ourselvesという本を読んでいる。情報や事実の紹介という側面が強い本だが、気になる研究結果などが紹介されている。

カナダの研究家チームによると、人工甘味料であるチクロ、サッカリン、スクラロース、アセスルファムが、下水中から発見されたということである。それは当然、人間が大量の人工甘味料で味付けされた食べ物を食べて、トイレに行くからだ。(下水の研究というのは、そこから病原菌が発見され、感染病の流行を予想できたり、そのほか大変有用な研究が近ごろ行われているというのを読んだことがある)

これらの人工甘味料はこうして大量に環境中に流れ出て、下水処理場で処理されてもそれをくぐり抜け、川や湖に大量に蓄積・濃縮されていく。そしてそれは巡り巡って、また人間が飲む飲み水になる。カナダの研究チームは、家庭の上水道からも、人工甘味料を検出したという。

この話が、恐ろしい気がしたのは、たとえ自分が、コンビニなどで売っている添加物がたくさん入った食べ物を避けていたとしても、皆が食べていたら、自分だってそれらを体内に取り組むことは避けられないということだ。当然、「環境」というのは一つにつながって、その循環の外に立つことはできないのだ。

このEvolving Ourselvesという本は、私たちが環境を改変していること自体が新しい環境になり、人間がその環境の中で適応・進化・変化していく未来について考えることをいざなう本である。当然、私たちの子ども・孫さらにその後の世代は、進化論的観点からは、私たちと同じ「種」と言えるかどうかわからないほど、変わっていくことになるのだろう。

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