UA-92533382-1 小沢健二さんの「名前論」: よつば農場便り

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2020年1月 2日 (木)

小沢健二さんの「名前論」

1月1日付の朝日新聞に掲載された、小沢健二さんの名前論に興味を持った。名前を通して社会を論じたものだ。

 

とはいえ、小沢氏はアメリカ在住で、論じた名前はアメリカの名前。アメリカの中心はイギリス系で、イギリス系は名前のバリエーションが少ない。それは、結構皆さんも知っている通りで聖人由来の数種類の「名前」が中心で、それは千年前のイギリス王室の始まりから変わりなく、名前についてはとても保守的だ。

 

名前を変えずに保守的にしている理由を小沢さんは考察しているが、それは、自分たちの社会・文化に自信があり、比較的不満がないことに由来するのでは、ということだ。当然、世界中の人が英語を話す(話さなければならない)という、そういう事情も後押しして、自分たちこそが世界の中心であるという意識を助長しているのだろう。

 

そんな中で「ビヨンセ」とか「レブロン」という名前が出て来て、それはいわば「キラキラネーム」のようなもので、社会の主流派からは、もっと普通の名前にしろよとからかわれたのだそうだ。(「ビヨンセ」というのがキラキラネームにあたるというのは、新鮮な驚きというか発見だった)

 

そして、ここからさらに小沢さんの考察なのだが、そういう名前に対する変化が出てくるのは、社会に対してある種の不満があり、そういう社会に対する変化を求める気持ちが新しい名前を生んでいるというものだ。

 

日本のキラキラネームの流行については、また別の考察が必要かなと私は思ったりするが、小沢さんは、名前というのはその社会を反映したものであり、社会の変化や不満を背景に名前が変わっていくと考えている。

 

となると、アメリカ社会は変わり目を迎えているのか?社会を考察する面白い見方だと思った次第である。

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