UA-92533382-1 よつば農場便り: 2019年12月

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2019年12月28日 (土)

カマンベールチーズの効用

2019年12月28日付の河北新報の記事に興味をひかれたので要約する。

 

記事は、東京都健康長寿医療センター・桜美林大学老年学総合研究所・明治乳業との共同研究を引用したもの。

 

それによるとカマンベールチーズ(白カビ発酵チーズ)が認知症予防に役立つかもしれないとのこと。

 

実験は、軽度認知障害の高齢女性を2群に分け、片方にはカマンベールチーズを、片方にはプロセスチーズを食べてもらい、3か月後に血液を検査。その結果、カマンベールチーズを食べた群が、有意に脳由来神経栄養因子が高くなったという。この、脳由来神経栄養因子は、記憶や学習に重要な働きをしているので、カマンベールチーズの摂取で、認知機能低下の抑制や認知症予防の可能性が示唆されたという。

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2019年12月26日 (木)

郵政民営化

郵便3事業のトップが保険の不正販売の問題で辞任すると報じられている。

 

過大で異常なノルマで保険の販売員を追い込み、顧客に不利な契約を結ばせていた事例が多数見つかったということだ。

 

昔、郵便局はどんな地方に行っても日本の隅々にまであり、気軽に立ち寄れるその地方の頼れる基点だった。

 

そのような中で、郵便局員の方々もその地方の人々から大きな信頼を寄せられていた。こういうことは、なかなか他の職業ではないことだ。それだけ、郵便事業や貯蓄事業が国民生活に根差し、国民生活を支えていたということだろう。

 

その郵便事業が民営化されて、異常な保険のノルマ販売という結果につながった。民営化の原点は、当時の小泉首相が郵便局の民営化を掲げて選挙に大勝したことだ。効率的でないお役所的な事業がおしなべて「悪」だとして自由化が推進された時流と合致する。

 

しかし、さらにその源流を探れば、アメリカが日本に対していちいち「構造改革」と「市場開放」を求めていたところに帰着する。郵政民営化は、小泉さんのパフォーマンスというよりも、アメリカの要求には何がなんでも従うという政治力学的な側面がある。

 

全国津々浦々の郵便局が国民の生活を支えていたとしたら、そしてその中から国民も郵便局の職員たちに信頼を寄せいていたとしたら、民営化はそういった国民生活の基盤を壊したということになる。「国防」というものが国民の生活を守ることだとしたら、誰に対して、私たちは「国防」しなければならないのか?

 

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2019年12月23日 (月)

下衆の勘繰り

自民党秋元議員が、カジノ誘致で利益提供を受けた疑いで検察に捜査されている。

 

私は疑問に思う。

 

自民党であれば何をやっても許されるのだし、証拠はすぐ廃棄されるわけだから、なぜ検察に疑惑を持たれるいわれがあるのだろう。

 

そこで、私のようなものの下衆の勘繰りだ。

 

検察は、安倍さんを礼賛するジャーナリストの女性暴行事件を、政治案件として告発せずなかったことにしてしまった。しかるに、民事裁判で誤った判決が出て、一転してこのジャーナリストの女性に対する性的暴行の事実が認められてしまった。そして、この事案が世間の耳目を集めてしまった。

 

そこで、検察は「機能していないわけではない」というアリバイを作るために、秋元議員を捜査しているのではないだろうか。

 

だとすると、秋元さんは安倍さんを礼賛しなかった等の理由で不興を買っているのか、もしくは将来の大臣のポストを約束されて、「すまん、今回だけは、国民の目をジャーナリストの女性暴行事件からそらせるためにも、矢表に立ってくれ」と依頼されているのか?

 

いずれにせよ、下衆の勘繰りにすぎないが、自民党と安倍政権は盤石だ。

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2019年12月19日 (木)

『老子―もう一つの道』 八十一 まとめ

【自由訳】
まことある言動は美しくないかもしれない。善き人は詳しく弁じたりしない。ほんとうの智者は博識とは違う。聖人は自分のためには蓄えない。すべてを人に与えて、こうすることでますます豊かになる。天の道は万物を利して害を与えない。聖人の道は為すだけ為して人と争わない。


【解説】
老子は最後に、本当の信、本当の知のありかたを説く。与えて与えて与えても貧しくならず、ますます豊かになるもの、それが天の道、聖人の道。

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2019年12月17日 (火)

俺たちに明日はない

アメリカ映画「俺たちに明日はない」を見る。これは邦題で原題は「Bonniey and Clyde」で、主人公の二人の名前をただ冠したものだ。

 

ただ、この二人の主人公は実話に基づく有名人なので、名前だけの題でもアメリカ人には、相当インパクトがあるのだろう。

 

アメリカのヌーベル・バーグ風の映画だということだが、ヌーベル・バーグの本場フランス映画の方が新しくて革新的だと思う。だが、この映画が大ヒットしたのは、当時としては映画技法の斬新さもあったのだろうし、悪事を働く二人を見ていてカタルシスを感じる通快感などもあったのだろう。

 

ストーリー自体は救いのないものだと思う。貧しいものからは金をとらない「義賊」という噂を勝手に書きたてられたものの、殺人や強盗をして州を渡り歩いていく一行に「救い」はない。ボニーとライドが、結婚しようとなって、「明日もし目が覚めて今までのことが何にも無いことになったら…」と話しているが、果たして翌日2人は、マシンガンでハチの巣にされる。

 

デジタルリマスター版で、映像が大変綺麗で、登場人物の顔色が変わるのまでくっきり見える。だから、この話の舞台自体は、大恐慌時代が背景なのだということをつい忘れてしまう。銀行に破産させられる農家や、銀行自体の破産がさりげなく描かれているし、ロマのように持ち物を積み込んだ車で家族たちがぼろをまとって移動していくが、これはスタインベックの「怒りの葡萄」に描かれた、農地を奪われた農民たちが仕事を求めて大移動していく様を描いたのだろう。こういう時代背景もあって、実在のボニーとクライドももてはやされたのだろう。

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2019年12月14日 (土)

『老子 ― もう一つの道』 八十 小国寡民

【自由訳】
小さい国で人民の数が少ない。軍隊がなく、人々は死を恐れ慎み、遠くへ行こうとしない。だから、舟も車も武器も必要ない。自分たちの質素な衣食住と素朴な習俗に満足し、近くの国とは行き来もしない。

 

【解説】
小国寡民は、老子の理想。このグローバル化の時代に、世界から隔絶された小国寡民の存在は可能なのだろうか。

 

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2019年12月12日 (木)

米軍基地汚染

沖縄の今を伝えてくれるラジオ番組がある。10分もない程度だが、沖縄の元琉球新報の解説委員だった方が、電話で沖縄で今何が話題・問題になっているのかを、生出演でラジオで話してくれるのだ。

 

それを伝えるのは宮城県の東北放送。私は今、とてもローカルになっていて、新聞は地元紙しか読んでないので、全国の同じ地方同士の問題点を知れることはとてもいい機会だ。

 

さて、今日聞いた話題は、米軍基地内で不法投棄された化学物質のことだ。大事な沖縄の土地が、化学物質で汚染されている。それだけでは済まない。汚染物質は、地下水や河川に流れ出し、飲み水を汚染しているのだ。現に、地域の人たちの人体からは、高濃度の汚染物質が検出されたということだ。

 

この化学物質は、本国のアメリカでは使用禁止だ。しかし、日本ではいいわけだ。ここに、アメリカの本質的な人種差別的な態度を垣間見る。アメリカは、民主主義を世界中に広めるのだと息巻いているが、彼らの民主主義はダブルスタンダードだ。植民地の民や有色人種には適用されないのだ。

 

安倍さんが望むようにこのままアメリカの51番目の州になったとしても、法の下の平等は実現してもらえないだろう。アメリカ国内で、キング牧師などが公民権運動を起こして、差別撤廃を目指したように、私たちも「公民権」獲得のために頑張らなければならない。もしくは、「独立」を目指すべきではないだろうか。

 

ラジオでは、これは沖縄だけの問題ではない、基地がある日本全国の問題なんだと言っていた。その通りだと思う。

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2019年12月11日 (水)

『老子―もう一つの道』 七十九 怨みと天の道

【自由訳】
大きな怨みある当人どうしを取り持って、なお怨みが残るようでは、よい仲裁とは言えない。聖人は、他人に貸していても、その返却を求めない。それは天の道にも通じる。天には依怙贔屓はなく、常に善人の見方である。

【解説】
「天は常に善人に与(くみ)す」と聞くと、親鸞の善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや、を思い出す。親鸞の方は、仏は悪人こそを導きたまうと言ったのであるが。


さて、怨みを消すことはできるのだろうか、争った人間どうしの和解はあり得るのだろうか。老子が提出している問題意識は、きわめて現代的でもある。そして、この人間社会ではいまだに解決されていない問題である。

 

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2019年12月10日 (火)

大平山

秋田県の潟上市にある小玉醸造が作る日本酒「大平山」。

別誂えの生酒を購入。酵母菌が生きている。

口にすると、複雑な味わいが口中に広がる。これがうまい。機械製品ではない生き物。生き物をうまく使って、人間が丹精込めて作った。いわば「天地人」の合作の傑作。

このお酒を置いているのが、荒町商店街の「及川酒店」。東北のいいお酒をそろえている。こんなすばらしいお店が近くにある。

こんな素晴らしい「東北」を、空から降ってくる汚染物で汚すなよ。自然や人々の暮らしを犠牲にしても追及しないといけない経済的な利権なんてあるのだろうか。東北のいいものを分かってくれる人が多くなれば、核に執着して、人々の暮らしを壊しても何とも思わない人たちの勢力が少しは後退する。

 

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2019年12月 5日 (木)

マノン

メトロポリタン歌劇場のライブ・ビューイングで「マノン」を見る。

フランスの作曲家マスネの音楽が美しい。文学作品を題材としたところ、享楽的な女を主人公とするところなど『椿姫』にも相通じるところがある作品かなと思った。

第5幕のマノンとデ・グュリーが抱擁して、ついにマノンが息絶えるところは、メロドラマと思いながらも、官能的な音楽の美しさに胸が熱くなった。

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2019年12月 4日 (水)

『老子―もう一つの道』 七十八 水のたとえ

【自由訳】
水はこの世で一番柔弱なものだ。しかし、水に勝てる者はいない。弱いものが強いものに勝ち、柔らかいものが剛(つよ)いものに勝つ。これを知らない者はいないが、これを実行できるものはいないのである。国家の災いをすべて引き受ける人こそが全天下の主である。正しい言葉は、まるでその逆のように人の耳には聞こえる。

 

【解説】
柔よく剛を制すること、弱き者が強き者に勝つこと、このことを知ってはいるが、なかなか実践できない。一国を率いる真の指導者の心得やその姿とは?

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2019年12月 1日 (日)

『老子―もう一つの道』 七十七 天道の配慮

【自由訳】
天の道の為すことと言えば、高くに居るものを低め、低きに居るものを高めてやることである。また、餘(あま)りある者から取り、足りない者を補ってやることである。だが、人の世ではどうか。足りない者からますます奪い、餘(あま)りある者へと移っていく。餘(あま)ったものを自らすすんで天下に与えようとするものなどはいない。
それができるのは聖人だけである。理想の大人は自分が成し遂げたことを頼みとせず、功を遂げてもそこに長く居ない。愚に見えるようにする。

 

【解説】
天の道と人の世との対比。聖人のありかた。

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『老子―もう一つの道』 七十六 柔らかき者

【自由訳】人は生まれたときは柔弱で、死ぬときは体が固くなる。植物の一生とてそうである。そうしてみると、強くて固いものは死の輩で、柔らかで弱いものこそが生の輩ということになる。軍隊の強大さを誇っていてもその軍隊は必ずや挫折するし、強い木も折れる。結局、強く固いものは下に降り、柔らかく弱いものこそが上に登る。

 

【解説】柔弱なる者こそ真の強者であることを、老子は何度も説いてきた。

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