UA-92533382-1 よつば農場便り: 2019年9月

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2019年9月29日 (日)

不就学児童

日本に住む外国人の子どもで、学齢期なのに、就学していない子供が2万人いるのではないかという調査結果が文科省から出された。それを28日の朝刊で朝日新聞が報じていたし、27日の夜のNHKのニュース番組でも報じていた。

 

このような調査をするということ自体、文科省は、安倍さんの意向を無視しているし、NHKも朝日も安倍政権からおしかりや圧力を受けるのではないかと心配してしまう。というのも、この調査や調査結果は、問題提起であって、問題があれば、解決しなければならないというふうに私は思うからだ。

 

ふつう、子どもがこの日本社会に住んでいながら、就学していいないのであれば、それは問題であって、就学できない原因を解決し、日本社会で受け入れて就学させましょうとなるはずで、調査は当然、そういう問題提起で、報道機関も国民に問題の所在を知らせ、一緒に解決しましょうという気持ちを国民に喚起していると私は考える。

 

しかるに、安倍政権は、外国人の教育には税金は出さない、(ついでに、政権の意向や考えに合わない美術展などの芸術活動に対しても補助金は支出しない、その代わり、宗主国のアメリカの歓心を買うために余剰トウモロコシは購入する)という税金の使い方をし、そこに彼らの政治信条が表れているからだ。

 

ラグビーワールドカップの「日本」チームを見ても分かるように、日本社会を支えているのは、日本人だけじゃない。(そして、純粋な日本人を主張できる権利は、列島に何千年、何百世代以上暮らしていればよういのか?)なぜ、社会の大事な一員として、受け入れないのだろうか。とりあえず、外国人排除、特に韓国・朝鮮人の排除を叫べば、政権の支持率が上がるからだろうか。在日韓国・朝鮮の人たちが日本社会のメンバーとしてこの社会を作り支えているのに、その子供たちの就学支援金を出さない安倍政権は、当然、どの国の人たちであろうと、外国人子弟の就学には冷たい態度を取るだろう。

 

美しい国日本や、誇りの持てる国日本の考え方は、私は安倍さんと違う。過去に過ちを犯したことなど一回もない美しい日本とか、純粋日本人だけの日本などという安倍政権を支持する政治勢力の考えには違和感を覚える。抑圧や人権無視の国から来ても、人権が守られ人間らしく平等に扱ってもらえ、この社会を支えるメンバーになれる国、それが私の思う、美しい日本だ。

 

 

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2019年9月22日 (日)

冷笑的な態度

スウェ-デンの気候変動の活動家グレタ・トゥーンベリさんは、16歳だ。国連の会議で演説したり、世界中の革新的なアイディアの講演会であるTEDで演説したり、そして、地球上での若者たちへの一斉行動を呼びかけたりと、世界で最も影響力のある若者のひとりだろう。

 

もともと彼女は、学校を休んでスウェーデンの国会前で座り込みデモを一人で始めた。それは、彼女の、地球温暖化で失われつつあるこの地球や、子どもたちの未来への危機感からであった。私は、彼女の若者らしい激情や純情に感銘を受けるし、何もしないでいる大人たちを激しく告発していると思うし、もはや大人たちには期待しないで、未来は自分たちのものなのだから、自分たちで変えるという強い意志を感じる。

 

こういう純情な若者の善意や意思に対して、最も冷笑的な態度をとるのは、今の日本社会、特に安倍政権になってからはそれが度が過ぎると思って、グレタさんのことを書いてみたいと思ったのだ。「地球温暖化防止なんて、やられては困るし、私のお友達がたくさんいる業界が困る、そもそも、地球温暖化なんて事実じゃないし…」と、本音を語ってくれるのならまだしも、「政府は地球温暖化対策について、どのようにお考えでしょうか」と問われても、「わが国は、日米軍事同盟に基づき適切に対処してまいります」と木で鼻をくくったような答えしかしない。こうやり続けていけば、国民はあきらめる、と安倍さんたちは思っているのだろう。そんな時こそ、グレタさんのような、周りを熱くする闘志が必要なのだ。彼女への共感と行動が、広がってほしい。

 

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2019年9月16日 (月)

基盤が奪われている

安倍首相や、自民党の有力議員さんをツイッターでフォローすると、コンピューターのアルゴリズムは、あなたのお気に入りの思考やつぶやきはこんなんじゃないですかと、おすすめのユーザーを紹介してくれる。匿名のユーザーも多くSNSで世論を広めるための政府系の架空の‘口座’のようなものかなと思うが、フォローして、世の中の主流である思考や考えに触れて、そこから考えるようにしている。

 

その中には、今や「嫌韓」のつぶやきが主流だ。彼らの思考、もしくは政府が広めたいと思っている思想の中で見られる、一つの特徴は、「在日韓国人や朝鮮人は、勝手に、日本に密入国して住み着いたのだから、日本が嫌いならさっさと帰れ」というものだ。

 

この発想や思考は、現在の日本の格差・貧困社会を考えるうえでも大いに参照できる考え方だ。彼らには、生活基盤を奪われた人たちには、自分が持てる選択肢などないのだ、ということを見ようとしない。生きる手段を奪われたのであれば、生きる手段を求めて流れ、流れていくしかない。もっとも、安倍さんをはじめ、支持者の方々には、日本の朝鮮半島支配は、恩恵を与えたという認識であろうから、彼らの生活基盤を奪ったなどと意識はないだろう。

 

現在のアベノミクスという経済政策の成功のおかげで、国民の実質賃金はどんどん下がり続けている。そもそも自民党政権が進めてきた、新自由主義政策で、ここ20年間、国民の生活基盤がどんどん削られてきた。8時間普通に働いてもまともな生活はできないのだ。そもそも、人に尊厳を与える、まともな労働形態がないのだ。そのようなことが原因で、貧困状態に陥っていても、基盤がそもそも奪われているということには、目を向けないで、さぼっている人たちの自己責任、さぼっているのに生活保護をもらえるのはけしからん、となる。政府の失政や国民の生活基盤を保障する責任を追及することから目をそらせる、これほど政権に有利な考え方があるだろうか。

 

この安倍さんや政権党の考えや、それに唱和する考えは、女性の人権問題や性暴力にも同じように働く。性暴力被害を受けた女性は、「逃げることができたのに」「拒否することができたのに」そうしないのだから、自己責任。基盤が「奪われている」人には、拒否することも、逃げることもできない。自分が選べる選択肢はないのだ。もちろん、こうは考えない安倍さんや自民党やその支持者の方々は、戦時に朝鮮半島で女性に対する性暴力などはないと考えるのだろう。

 

そういう考え方でない考え方があるのではないかと、微々たる動きではあるが、主張し続け、少しでも広がり、認識といずれは行動も改めることができるようにすることが大事だ。そうでなければ、今、「韓国の女性が日本に来たら乱暴しろ」などというぞっとする言説がネット空間では広がっている。こんなことをもって言う人がいる国が、どうしたら「美しい日本」で、誇りに思える日本なのだろうか。安倍さんや自民党の推し進める政治のせいで、もう日本は壊れ始めているという風にしか思えない。

 

 

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2019年9月15日 (日)

『老子―もう一つの道』 六十四 何もしなければ、また失うこともない

【自由訳】
簡単なことは維持しやすく、大きなことになっていないときは対処しやすい。それゆえ、まだ物事が存在しない前に行動を起こし、乱れはじめる前に治まりをつける。それは、一抱えもある大きな木も、ほんの小さな芽生えから始まり、雄荘な建築も微細な土盛りから始まったことを考えればわかる。また「千里の行も足下より始まる」ともいう。

 

無為の反対、「為す」ものは物事を駄目にするし、執着し過ぎるものはかえって目的のものを失う。ゆえに聖人は無為ゆえに何も失うことはない。ところが、一般に人というのは、物事が完成するという間際に事を台無しにする。昔から「終わりを慎むこと始めの如し」と言う。それゆえ聖人は、欲望を起こさないように望み、手に入れにくいものなどは始めから望まない。常人の学ばないことを学び、人々が通り過ぎてしまった元のところへと人々を導く。万物が万物たるようにしてやる。そのために無為を選ぶ。

 

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