『老子―もう一つの道』 五十四 一身から初めて天下に徳を広める
【自由訳】
しっかり建てたものはぐらぐら抜け落ちたりしない。それと同じように個人として大事なことは、祖先をまつり一身を修めることだ。そうしてその徳は真のものとなる。このようにして徳を家全体で修めれば余りがあるし、村全体で修めれば、徳はますます豊かになり、天下で修めれば、徳は普く広がる。徳をどの程度修めているかは、天下全体、国、村、家、個々人、それぞれを見ればわかる。
【解説】
修身治国平天下の思想に近い。だが、老子の言う「道徳」は、「悪に報いるに善をもってせよ」という類のものであることを忘れてはいけない。
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コメント
私の祖父の兄たちは、私の家に伝わっていた伝承やお寺の過去帳の写し等を集めており、それを誰かがまとめた小冊子が国会図書館に収録されています。それによると、私の家は、多々良と密接な関係があり、大陸の奥から製鉄技術と共にやって来たそうです。(タタール?) 道理でタタール系の人が寄って来ると思ったら、タタールみたいな顔をしているのでしょうか?
親族の女性で、女学校出の歴史好きがいて、戦国時代に別れた先の遠い親戚のお墓を新潟県新発田市で発見したそうです。(小学生の時に聞いた話なので、詳しいことは聞いていません。恐らくは、同じ苗字に同じ家紋のお墓を発見したのでしょう。)
私は、自分のルーツについて、最近になって興味を持っていますが、今となっては、いろいろ調べた人たちは皆鬼籍に入ってしまい、僅かに残っている出版物等からの出発となります。
投稿: 猫男 | 2019年6月30日 (日) 06時13分
日本には、様々な技術を持った人たちが、大陸や朝鮮半島からたくさん来ているはずです。私自身も、祖先は大陸から来たのではないかと勝手に想像しています。中原の戦乱を避けて流浪した部族、つまり戦争よりも教育や教養を尊んだ人たちではなかたのかなんて、想像しています。
それにしてもタタール=多々良=鉄だったのですね。新たな発見です。
投稿: 原田 禎忠 | 2019年6月30日 (日) 22時50分