UA-92533382-1 一強礼賛: よつば農場便り

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2019年5月 3日 (金)

一強礼賛

安倍首相や自民党の、この国の政治状況における際立った強さは、目を引く。自民党がナチスの勃興から学んでいるように、私達も、安倍さんや自民党の強さから学んで参考にすべきではなかろうか。

政治学者の論考を、新聞で読んだのだが、現代の日本人は50歳以上と以下では、政治に対する常識が180度違うのだという。つまりベースとなる共通認識が違うので、お互い異邦人のように話は通じ合わないということだ。50歳以上の人にとって、保守は「自民党」、革新は「共産党」だが、若い人の間では、革新は「自民党」、保守は「共産党」なのだそうだ。

ナチスが、制服や儀礼でイメージ戦略をしたように、安倍さんもイメージ戦略には優れていて、革新の旗手というイメージをふりまき、若い人の心をつかんでいる。さらには、電通も動員して、さらに若者の心をつかんでいくということなので、憲法改正において若者世代からの賛成票を狙い撃ちしているということだろう。電通に払うお金は、もとをただせば政党交付金という名の、私たちの税金だという点が気が重いのだが。

スポーツや勝負事では、実力の他に「運」ということもある。もっとも、「運」も実力のうちというのだから、運がついている人は実力もあるのだ。安倍さんが「運」も味方につけていると思うのは、名高い「アベノミクス」の成功だ。「アベノミクス」で、実質賃金は下がり、国民の間に格差が広がり、生活苦が広がっているが、「自己責任」を刷り込まれたわが国民は、決して政策の失敗を責めたりせずに、自分の実力不足を責める。いや、本来、貧困や生活苦は、考えたり、振り返ったりする心の余裕を奪う。「奪われた」人々がたくさんいるということは、奇妙にも、安定した政治勢力である安倍さんや自民党の安定政権につながる。

さらに恵まれているのは、安倍さんが体現している、排外主義やアジア蔑視だ。これに付け込み、憎悪演説、民族差別が横行しているが、「内の問題」を、外に転嫁し、外に敵を作り、常に戦争の危機をあおれば、「内」は安定し、一強の政治勢力の付け入るスキはない。

 

 

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