特定技能外国人
4月19日付の新聞報道で気になったことは、特定技能外国人を、フクシマの核発電所の事故現場で働かせるということだ。特定技能外国人、つまり外国からの労働者受け入れは、日本の高齢化や人口減少により生じる労働人手不足を、補うものと喧伝されていたが、究極の目的はやはりこれだったのかと腑に落ちた。
そんなケチをつけるのなら、お前が現場で働けよ、と私が言われたらどうだろうか。胡乱のようであるが、私は、ちょっと待ってくれと言いたい。事故の遠因や原因を作った本人たちが罰せられもしないし、責任も取らない。日本人だけで、事故の処理もできないのに、核発電所の新設・増設・再稼働・旧施設の大幅延長稼働を行う。二度目、三度目の核爆発が起きたら、誰が、どう処理するのだろう。
日本人だけで処理できないのであれば、潔くギブアップして、国連の管理下に入り、人員を正式に派遣してもらったらどうだろうか。国連の信託統治領か何かになるっていうのはどんな感じなのだろう。私の言を聞いて起こる人がいれば、そんな人とともに、国家の独立や、自立について考えてみたいと思う。独立と自立を危うくしているものは、他にもうひとつあるが、一つ大きいのは核発電所の存在と、それに固執する政策だ。
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