UA-92533382-1 統計・確率・数字: よつば農場便り

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2019年3月 2日 (土)

統計・確率・数字

統計などの数字をよくわかりませんでは済まないのだなと痛感させられたのが、フクシマの核発電事故だ。事故以前からも、当時も、今も、無知な民衆を黙らせるのは、ありがたい統計や確率や数字だ。人は、数字があれば動かぬ証拠とばかり、それで議論を切り上げ勝ちほこったようになりがちであるが、実はどの数字をどのように使うかは、実に人間臭い心理やバイアスがかかっているのだ。

 

となると世の中は、すべて文系と理系が適度に混ざった、いい加減な直観とどんぶり勘定の世界と正確で精密で細かく規定できなければ気が済まない世界のないまぜなのだ。

さて、沖縄の辺野古のきれいな海の埋め立ては、県民投票の結果にかかわらず、安倍さんや自民党政権は「強行」ということなのだろうが、安倍さんを支持する人たちが「辺野古に反対する人は、県民投票で、7割だとしても、投票率が5割なので、実際沖縄で反対している人は35%。これで、辺野古に反対という県民の意思が表明されたとは言えない」と、理論的な援護射撃をしている。

もはや、民主主義国家でないのだから、別に政権を支持して反対の相手を説得するための「理論」や「議論」は不要だと思うのだが、一応、勉強中の「統計学」の聞きかじり知識でこの議論を考察してみたいと思う。

統計学には「ランダム・サンプリング」という考え方がある。たとえば、国民全体にアンケートを取るなんて事実上不可能であるので、無作為に抽出してきたグループの傾向が、母体全体の傾向をおよそ正しく反映しているだろうと考えるやり方だ。

 

これを沖縄の例に当てはめると、投票に行った人は5割だとしても、沖縄県民全体の志向も、7割反対だと考えるやり方だ。しかし、確かにこれも問題がある。わざわざ投票に行った人は、「反対」の意志が強い人たちなので、5割のサンプルは「反対」の方にバイアスしていて、母集団の傾向を正しく反映していないとも考えられる。

 

だからと言って、安倍さんの支持者たちの方のように、投票に行かなかった5割の人が全員「賛成」しているから、沖縄全体では「反対」が35%だというのも偏向しすぎている。

 

それに何より、この言い訳は、私たち非自民党支持者(ということは非国民?)の議論とそっくりなのだ。国政選挙の投票率は5割である。その投票率の中で、自民党が過半数を上回るので、全国会議席を獲得してしまう。しかし、実際の自民党の獲得した票は国民の25%をちょっと超えるくらいだ。だから、安倍政権は正当な民主的手続きで選ばれた政権ではない。

 

どちらの議論もどこかで誤っていると思うが、統計学を勉強中の私にはこれ以上立ち入って議論することはできない。こんなことになるのであれば、しっかり大学生の時に勉強しておけばよかったと思うが、後の祭りである。いつか、わかりにくいことを、わかりやすく説明できる、科学をわかりやすく人々に伝えることができる役割を果たせるようになりたいと思うのだが。

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