UA-92533382-1 MET ライブビューイング『カルメン』: よつば農場便り

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2019年3月10日 (日)

MET ライブビューイング『カルメン』

メトロポリタン歌劇場で公演された『カルメン』を観劇。セットや演出は、二重回転舞台で、兵隊の宿舎、タバコ工場、盗賊団の隠れ家、闘牛場などをよく表していた。カルメン訳のクレモンティーヌ・マルゲーヌは迫力があった。黒髪・黒い瞳のジプシー女のカルメンというイメージにぴったり。

 

闘牛士エスカミーリョが、ロシアのアレクサンダー・ヴィノグラドフ。ニコニコ笑顔の良く似合うエスカミーリョが登場した時は、違和感を覚えたが、でも、彼もはまっていた。カルメン位は絶対に欠かせない子の訳と誰もが知っている「闘牛士の歌」。きっとエスカミーリョの役は難しいのであろうと思う。

 

ドン・ホセは、よく考えてみると、マザコンで甘ったれでダメ男で、これが悲劇をもたらした原因なんだろうが、ドン・ホセがいなかれば、このカルメンの劇も成り立たない。ドン・ホセ役のロベルト・アリャーナとミカエラ役のアレクサンドラ・クルジャックは本当の夫妻で、二人で舞台に立ったそうだ。

 

第1幕で、ドン・ホセがカルメンから花を投げられる。そのときにもうすでに運命のテーマが奏でられている。そして、最終幕でドン・ホセがカルメンを刺殺するときにも同じ運命のテーマが演奏される。あらすじを知っていて、何度か見ていると、また違ったことに気付けるし、違った楽しみ方もできる。名作はいい。

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