UA-92533382-1 うそ: よつば農場便り

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2019年1月18日 (金)

うそ

「嘘」が広がることについての不安感がある。行政の長として、津波対策のことを聞かれてそんな対策は取る必要がないといったことに対する事故の責任を、事故がなかったかのように、もしくはあったとしてもごく軽微であったと言いなすことで、免れてきたことから始め、福島核発電事故は完全に収まっているからと言ってオリンピックを強引に招致したことなど、一番地位が高く、責任と決定権がある人が「嘘」をつけば、「嘘」は世の中に蔓延する。

 

長上のウソに合わせるためには、怪しいコンサルタントに巨額の金を払っても強引にオリンピックを誘致しなければならなかったのだろうし、経済が絶好調のように見せかけるためには統計の数字も書き換えねばならなかったのだろうし、国有財産の売却、大学の新設、女性を暴行した人が罪に問われないというのも、すべては「嘘」の蔓延に関係することだ。

 

ぼくが恐ろしいと思っているのは、この「嘘」の蔓延は日本の民主主義の崩壊も意味しているのではないかということだ。日本は民主主義国家だと思っていたから、これまで安心して暮らしてきた。民主主義国家だから、不当に逮捕され、突然どこかに連れ去られて、思想改造所で拷問を受けるような目には合わないと思っていた。しかし、例えば、沖縄の県民投票を、政権党が、邪魔をして、県民の民主的な意思表示をさせないことをやるような国では、民主主義は崩壊しているのではないか。安倍さんたちは、確か、憲法改正の国民投票をやりたいはずだが、その国民投票の事務をやる市町村が、事務の予算を否決して、国民投票には参加しませんというようなことが起きたら、どうなのだろうか。そもそも、現行憲法も民主主義も否定している安倍さんだから、民主的な国民の意思表示など関係ないのだろうか。

 

安倍さんや自民党政治の恐ろしさに怖くなり、ぼくは今、「死刑」反対に転じたし、「アムネスティ」のメールマガジンを取って読んでいて、人権活動を支援しようと考えている。「嘘」は警察や検察にも蔓延してきているし、不当逮捕や冤罪もどんどん増えてきて、もう他人ごとでは済まないのではないか。日本の民主主義も憲法も、我が身を守ってくれないのであれば、国際的な拠点を持つ人権団体の力を頼りにするのも一つの方法ではないだろうか。


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