1930年代と重なることはないだろうが…
「わが国独自の文化が認められない…」と言って、国際団体から脱退し孤立的で独善的な政策を推し進める。政府の我が国の文化・歴史が一番という強気な姿勢に国民が鼓舞され、熱狂する。というところまでは、日本国民も行っておらず、冷静な、というよりは無関心な気がするが、政府の強気な姿勢は、中国大陸での画策を環椎するために、1930年代、国際協調から脱した時の日本の姿と重なる気がする。もし、歴史に繰り返しがあるとすれば、今度は大陸の国家との泥沼の戦争に突入ということになる。
韓国にも中国にも一切妥協せず、アメリカにはすべて譲るという安倍さんの姿勢は、今、日本国民から支持が高いが、私は安倍さんやその支持者の極右的な考えや姿勢こそが、問題をまったく解決しない一番の根本問題だと思う。そして、そういう人たちを、高く支持している、国民ももう少し勉強して、彼らこそが問題をこじらせている元なのだという自覚をもって、政治的な投票行動などをすべきと思う。
原爆を投下した側のアメリカ国の大統領が、広島を訪問して、被爆者と語りあった。被害者である被爆者の方々は、アメリカを憎んでもおかしくないと思うが、大統領の訪問と語り合いは、彼らの心の傷を癒す行為であったし、被害者が望んでいることはそういうことであったと思う。韓国で人権を踏みにじられた人たちが望んでいることもそういうことであり、なぜ、アメリカ国の大統領のように、彼らの心の傷を癒しに行かないのだろうか。
私企業が過去に行った不法行為にたいして、私企業としての補償を中国では行い、それはある程度うまくいった。韓国でも同じように行おうとしたときに、そういうことは絶対にするなといったのは、安倍さんたちだ。私企業は、私なんかと違って、政治的なことに興味があって活動しているのではない。経済合理性に基づいてだけ行動している。だから、「良い政府」とは、私企業が一番活動しやすい政府だ。もう、安倍さんたち極右には、経済的な合理性はない。経団連も、もう安倍さんたちを見限ってもいいのではないか。
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