UA-92533382-1 昼顔: よつば農場便り

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2018年12月 8日 (土)

昼顔

レンタルビデオ店、ツタヤの戦略は、会員カードが1年更新だということだ。更新するのに金がかかる。でも、更新させる必要があるのは、返却しない客に逃げられるの防ぐための、住所確認とか言った、企業側の事情があるのだろう。更新すれば、1本ただでビデオを貸してやるという。更新が面倒くさいので、もうやめてもいいかと思う。でも、やめて再手続きをするのも面倒くさいので、更新して、ついでにビデオを借りてきてしまった。

 


何の背景知識もないのだが「昼顔」を借りた。なんでかと言ったら、Me too運動が盛り上がっていた時、カトリーヌ・ドヌーブさんが「男から声をかけられるのは名誉なこと」とかいう趣旨の発言をしていて、Me too運動からは一線を画していたように思ったからだ。そこで、彼女の主演映画を借りてきた。日本でも、焼き直しされて、近頃昼のテレビドラマではやったらしいということくらいは私も知っている。

 

だが、ウイキペディアも読んでないし、原作の文学作品も読んでないので、映像だけからは、ストーリーがよくわからないところがあった。でも、それがこの作品のねらいでもあろう。カトリーヌ・ドヌーブ演じる人妻は、精神的なトラウマがあり、しばしば現実と過去や、夢想との間を行き来するのだ。映画では、それが切れ目なく挿入されるので、どこまでが現実の話で、どこからか人妻のトラウマや隠されたフロイト的な欲望なのかがわからなくなる。おそらく、人妻は少女のころに性被害にあいそれがトラウマになっているのではないかと推測した。

 

だが、役者たちはみないい演技で、よい映画だと思う。印象に残るのは、娼館の女主人マダム・アナイスやカトリーヌ・ドヌーブに潜り営業の娼館の存在を知らせる夫の友人。そして、娼館の内外で繰り広げられる、様々な変態さんたちの業の深さというか人間の愛しさ。1年に1回ツタヤの戦略にはまって、傑作映画を見てしまうのだ。


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