UA-92533382-1 あなたは日本の死刑制度に賛成?反対?: よつば農場便り

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2017年10月29日 (日)

あなたは日本の死刑制度に賛成?反対?

日本は「死刑制度」を維持している国だ。他国では死刑を廃止しているところもある。私は、今まで「賛成」してきたが、「反対」の方に意見を変えた。

人間というのは、他者に感情移入できる、してしまう生き物だ。これまで日本では、犯罪被害者の痛みや苦しみが報道されてきて、私もそれに影響されて死刑制度の維持はやむをえないと思ってきた。そして、マスコミ報道は世論を後押しして、これまで無視されてきた犯罪被害者の刑事裁判への参加など、法律上に望ましい改善がされてきた。

今、私が死刑制度にたいして意見を変えるきっかけになったのは、安倍政権になって強まる、強権的で法律を無視した非民主性や共謀罪の成立などから、自分を被害者や遺族の立場で想像することよりも、死刑判決を受ける当事者として想像することが多くなったからだ。日本社会も、異論や少数意見を認めなくなっているので、思想犯として死刑、というのも笑い事ではないと思うようになった。そしてなんといっても日本警察の自白中心主義の取り調べと冤罪の多さだ。自分がやってもいないことを「やりました」なんてどうしていうのだろうと思うかもしれないが、警察の取り調べの状況では誰しも「やりました」と簡単に言ってしまう。そして、共謀罪のせいで、今警察はインターネット監視も各段に強めていて、管理者のいない自由で民主的な空間として始まった、この電脳空間も冤罪の温床になりかねない。

死刑についての考えを変えたきっかけの一つは、仕事でこの英文を読んだこともある。オックスフォードを卒業してエリートサラリーマンだった筆者があるきっかけから犯罪関係の政府部門に勤めることになる。詳しいことは省略するし、私ももっと詳しく彼の著作など読んでみたいと思うが、以下に上げることはすべて正しくないと彼は言っている。これはイギリスに当てはまるけど、日本には当てはまらないかもしれない。しかし、彼は一般の人の目に触れないような政府関係の文書を読むことができる立場で、この結論を言っているとのことだ。

・犯罪率は上がっている。
・犯罪者はどんなことをするし、止めることはできない。
・貧困が犯罪の真の原因だ。
・移民が犯罪率を上げている。
・遺伝により犯罪者になる。
・犯罪者の悪い性格は決して治らない。
・犯罪を減らすために大胆な改革が必要だ。
・犯罪を減らすのにもっと警察官が必要だ。

この前の選挙の結果から20代、30代の自民党支持が高いという調査結果が出た。「中国・韓国が日本の固有領土を侵犯している」「中国・韓国が歴史をねつ造し日本にいちゃもんを付けている」「在日外国人はいわれもなく日本にいて、犯罪率を上げている」「いわれもなく外国が軍事的に日本を威嚇しているので、対抗する必要がある」という彼らの心情を安倍さんや自民党が一番よくすくい取ってくれるのだと思う。そこが社会科学の出番だと思う。そういう神話は果たして科学的に正しいのか。そこを解きほぐしていかないと、無辜の人が死刑台に上るような社会というのも、あながち妄想でなくなってしまうと思う。


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