UA-92533382-1 選別と排除 純粋日本人の党: よつば農場便り

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2017年10月 8日 (日)

選別と排除 純粋日本人の党

いま日本は政治的・社会的に岐路に立っていると思う。民主主義が持続するか終焉するかだけでなく、開かれた繁栄した社会になるか、閉じた衰退した社会になるかという岐路や選択の時だと思う。

 

希望の党の小池さんは、外国人排除の思想の持ち主だ。安倍さんも、中国や韓国・朝鮮が心情的に嫌いという点で排除思想の持ち主だと私には思える。小池さんや安倍さんのような国民に人気があり大きな影響力を持つ人がこの国のリーダーシップをとっているので、排外的・排除的思想に共感・共鳴する人たちも活気づいている。

 

私などは、自分の半径50メートルくらいのところで考えてるだけの、経験論の持ち主であるが、外国人排除には賛成しかねる。今、自動車整備の仕事などは、なかなか日本人の若者はやりたがらない。しかし、資格を取って日本で働こうと苦学してそれでも笑顔で頑張っている外国出身の青年たちがいて、そういう彼らに接している。それに職場の同僚にはとても優秀な語学講師がいる。彼は、何十年と日本に住み税金を納めることで国家に貢献しているが、政治的な決定に参加する権利は与えられていない。今度宮城県知事選があるか、税金をもっと子供の教育や福祉に使うべきか、それともトヨタに使うべきか、女川の核発電を止めるべきか、継続すべきかという選択に加わることもできない。彼自身のためにも、彼の子どものためにも、選択に加わることができないのだ。

 

彼の問題を複雑にしているのは、彼は日系人なので外見は日本人そっくりだということである。カナダ出身なので英語はもちろんとても上手だが、日本語は片言だ。ちょうど、ノーベル文学賞を取ったカズオ・イシグロさんのようなものだ。だから、私が思うに、小池さん、安倍さんの排外選別思想を続けていったら、必ず「純粋な日本人とは何か?」というところに行きつくはずだ。

 

たとえば、江戸時代の朝鮮使節で半島から日本に来て、何かの事情でそのまま日本で暮らした人もいるかもしれない。そしていのちをつないでその子孫が日本のどこかにいるかもしれない。今は科学が進んでDNA鑑定が進んでいるので、「あなたは200年前から日本に住んでいるので、純粋な日本人ではありません。純粋日本人党に入れるのは、日本列島(ただし沖縄と北海道は除く)に3000年以上居住している人に限られます」などという線引きと選別がどこかで必要になり、それを線引きする鑑定委員会が誕生せざるを得なくなるのではないだろうか。

 

こんなことが実現しないよう、馬鹿げた夢想であってほしいが、小池さんや安倍さんの人気ぶりを見ると不安に駆られるのだ。だから、希望の党や自民党に投票するとこんな恐ろしい未来が待っていますよと、少しでも私の不安を分ちあってくれる人を見つけたいのだ。私一人の妄想でない一つの証拠に、今「デストピア小説」なるものが結構上梓され読まれている。この先の暗い日本の将来を予見する小説だ。中村文則氏の「R帝国」を選挙前に読んで、私たちの選択肢を考える際の参考にしよう。


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