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2017年6月14日 (水)

美しい日本の言葉たち ― かなし

(昔の記事の再録です)

心情がきわまるときに発する語であり、必ずしも現代語のように「悲しい」という感情に限定されない。語頭のカ行音も、よく感情のきわまりを表現している。人間は愛しさの感情も、悲しみの感情も、きわまることがあり、きわまればそこに共通の心情を見いだすことができるのであるが、それが「かなし」という感情である。おもしろいという感情でさえきわまれば、かなしくなるのである。すべて、事の絶頂には、どこかかなしさが秘められている。物事の生成のきわまりを私たちの祖先は直観的にとらえ、表現できたのである。


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