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2017年5月21日 (日)

味覚障害

新聞で見かけた気になる健康に関する記事をまとめてみた。2017年5月17日付の河北新報に東北大病院口腔診断科科長の笹野氏が「味覚障害」についての論考を寄せていた。

まず食事の重要性として笹野氏は、人生の喜びであるとともに、バランスの良い食事をよく噛んで食べることで心身の健康を支えると指摘している。そして食事を続けていくために丈夫な歯とあご、そして健全な味覚の必要性を述べている。

高齢化と味覚障害は関連していることを笹野氏は指摘する。そして調査の興味深い結果を紹介する。高齢者71人(平均80歳)の37%に味覚障害があり、それを自覚している人が19%で、味覚障害があっても自分は正常だと思っている人の存在を問題としている。

また、味覚と食欲・体調の関係もデータが出ている。味覚が正常な人の96%が食欲良好なのに対して、味覚障害の人の43%は食欲がないと解答している。体調は、味覚が良好だと答えた人の93%が快調と答えたのに対して、味覚障害の人の45%が体調不良と答えている。これらのデータは、冒頭で述べた、味覚が健康を支えるの根拠ともなるデータであろう。

笹野氏は、味覚障害が高齢者だけでなく若者にも広がっていることを指摘している。東北大学新入生を対象とした調査で25%で軽い味覚障害が発見されている。そして、どのような学生に味覚障害が見られるかでは「食に関する意識が低く、バランスの良い食事をとっていない学生」ということがわかった。ここから導かれる結論として、若年者に対する食事指導、つまり食育も必要であるということだ。

味覚障害が健康に悪影響を耐えるシステムも笹野氏は述べている。それはこうだ。味覚障害は味がわかりにくく、そのためにより強い味を好み、塩分や糖分を取りすぎてしまう。その結果高血圧症、動脈硬化、糖尿病など生活習慣病や肥満につながる。


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