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2017年4月 2日 (日)

アクティブ・ラーニング

2017.3.25付けの河北新報の寄稿から、アクティブ・ラーニングの導入を文科省が進めている背景、問題点等をまとめてみる。寄稿者は、上越教育大学院教授の赤坂真二氏。

アクティブ・ラーニングは近年の教育界で一大ブームを巻き起こしたものだが、次期学習指導要領改訂案には盛り込まれなかった。その代わり、アクティブ・ラーニングと同義の「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて授業改善を促している。

・アクティブ・ラーニングが注目された経緯…

2012年以文科省が大学の授業改革の方向性として提唱したアクティブ・ラーニングが、指導要領改訂の議論の中で小中学校に降りてきた。日本の学校教育が得意としてきた「一斉講義型」授業を見直す内容だったので注目された。

・アクティブ・ラーニングが登場してきた背景…

人口減時代に突入するなど、日本社会の変化が待ったなしだから。少子高齢化の進行で、人口増加時代のものである現在の社会システムは役に立たなくなる。経験したことのない社会に受身で向き合うことは出来ない。自ら変化を起こせるような力を持つ社会人を育てることが大事。この力を付ける学習法が「アクティブ・ラーニング」

・アクティブ・ラーニングが目指すもの…

主体的・対話的で深い学びは、子供たちに自分の強みを自覚し、他者を尊重して多様な人たちと共同しながら社会の変化を乗り越え、幸せな人生を作る力をはぐくむもの。

・アクティブ・ラーニング実現の難しさ…

日本の学校教育は、知識や技能の習得に成功しているが、子どもたちの主体性を引き出すことが苦手。国内外の学力調査から、子どもたちは点数は高いが、学習意欲が低いことがわかっている。雰囲気や人間関係など、意欲を高める学級づくりが大切になる。それには、日常的な教師との温かなかかわりを基盤とした子供どうしの触れ合いと互いを尊重する関係性が必要。勉強が苦手な子が、「わからないから誰か教えて」と安心して言える信頼関係があって、初めて学級集団の主体的な学びが実現する。

私の感想…

新しいことを始めるには抵抗も失敗もつきもの。よいことであれば、やって見るといいと思う。しかし、大人でも、一方的に自分の考えを言うだけで、相手の話を聞こうとしない人もいるのだから、主体的で対話的な学びは容易ではないと思う。しかし、こういう大人がいるからこそ、時代の子供たちには主体的・対話的学びが必要、ともいえる。
 


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