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2017年4月17日 (月)

愛国を考える

インターネット上には出どころの良くわからない広告が配信されていて、その中には「なぜ、韓国はダメで日本はいいのか?」とか「なぜ、明治時代、日本だけは欧米の植民地にならなかったのか?」といった類のものがあり、その種のものをついクリックしてしまったら、ユーチューブ上に設けられている彼らの宣伝ビデオに誘導され、それを拝見した。「韓国・朝鮮人、中国人と日本人はいかに違っていていかに優れているのか」を説明・主張するものだった。

主催団体がよくわからなかったので、ぼくの忖度に過ぎないが、こういう「日本人特殊=優秀論」特に、「韓国・朝鮮人および中国人を下に見ての比較論」というのが、「愛国」を自称する人たちや、安倍首相も「素晴らしい教育」と同調する「教育勅語」を信奉するような人たちの心をとらえる主張およびよりどころなのかなと忖度する。ぼくなどは、違いを主張して排斥しあうのでなく、共通点を強調してそこを認め合った方が、平和的な共存につながるのではと考えるのだが。

ぼくが見たものは、科学的根拠を引用していて、日本人が特殊なことの根拠としてDNAタイプを挙げていた。中国人・韓国人・朝鮮人と日本人とではDNAタイプが違うのだそうだ。その違いの由来は、日本には縄文人がはじめに住んでいて、その上に弥生人のDNAがのっかっている。縄文人のDNAのタイプはアジアの古層とでもいうべき古いタイプということだそうだ。

確かに、歴史的な日本人のなりたちを考えれば、その通りだと思う。弥生時代から朝鮮半島・中国大陸から多くの人たちが日本列島に渡ってきた。半島・大陸から渡ってきた人たちはいまの中国・韓国・朝鮮と同じDNA組成だ。そして、ここはぼくの考えだが、彼らが尊崇する皇室だってDNAタイプは中国・韓国・朝鮮型だ。皇室は弥生時代に渡来してきて日本列島を統一・支配するようになったし、日本書紀にははっきりと半島・大陸系の人との婚姻も書かれている。

彼らが日本人の独自性を主張する際の根拠となる縄文系だが、縄文系はアイヌ人や沖縄の人たちに受け継がれている。おそらく蝦夷と言われた東北の人たちも縄文系のDNA型だ。えみしにせよ、アイヌにせよ、沖縄にせよ、皇国の名のもとに滅ぼされてきて、その独自性や独立した文化・文明は認められず無視され続けてきたのに、日本人の独自性を出すときにだけ「縄文人・縄文文化」が持ち出され持ち上げられても、なんだか鼻白むだけだ。とはいえ、中国・韓国・朝鮮を排斥する言動に人気が集まり国民の支持も高いというこの国の現実を理解するために、彼らの主張する愛国というのはどういうものなのか、そのビデを拝聴した次第だ。


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