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2017年1月 9日 (月)

阿古屋

シネマ歌舞伎「阿古屋」を鑑賞。現代人が見ると「古典」であるのでセリフだけからは筋書きがわかりにくいところがあるが、古典だからこそ見ておいてよかったと思う。

平家の没落後、平家方の武者、景清は鎌倉方=源氏方から厳しく行方を追及される。その行方を知っているのではと厳しく詮議されるのが遊君の阿古屋。厳しい拷問にも耐えて居場所は知らないと言いぬき、ついに代官、秩父庄司重忠の前に引き出される。重忠は阿古屋に琴、三味線、胡弓を弾かせ心の乱れがないことから確かに阿古屋は景清の行くへを知らないのだと、事件は落着し放免となる。

見どころは玉三郎さん演じる阿古屋の演奏だろう。そして私が良かったと思ったのは、重忠演じる尾上菊之助だ。重忠は道理のわかる裁き役でこの劇に重みを付ける。セリフは多くなく、大変難しい役どころだと思うが、所作や手の動きで見事に重忠の人格も表現していたと思う。その重忠とバランスを取るように配置されるのが悪役の岩永、それを演じる坂東亀三郎。人形振りという面白い所作(=カクカク人形が動くような所作)で笑わせてもくれる。古典とはいえ、こうやって見るものを飽きさせないような演出が長年にわたってされてきた、演目だということだ。


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