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2016年10月 6日 (木)

愛は技能

ふと仕事中に思ったこと。英文を読んでもらってartというところを解釈させるところを出題したのだが、ほとんどの学生が「芸術」と解していた。可算名詞だから本当は「技術、技能」と解すべきなのだが。(文脈からもそう解せるのだが)。私が受験勉強した数十年前のときは、ラッセルなどの教養人が書いた人生論のようなものをたくさん読ませられ、artが可算名詞の時と不可算名詞の時に意味を変えるのは受験生の常識ともいえることだったが、考えてみるといま学生が読まなくてはいけない文章はそういう教養とか人生論ではなく、現実社会に即した様々な分野の話題で、これはこれで教えている自分まで大変啓発されるのだが、artなんていう言葉は確かにめったに出会うものではない。だから今の学生は見たこともないし知る機会もなかったのかなと思ったりした。

英文の出典はユングが書いた愛をめぐる考察だ。ユングは、愛は技能の一種であってだから努力も必要であるし、学ぶこともできると言っているのだ。古い本からの出典だなと思いきや、実はこれ大学入試では結構人気があって、いまでも複数の大学でしばしば出題されているのだ。大学の先生も自分が若いころ読んで感銘を受け、ぜひ若い人にも読んでほしいと思っているからだろうか。今度の授業で、精神分析の始祖はフロイトで、その親分から右派と左派が分かれて、政治じゃないのに左右に分かれるなんてフロイトはどれだけすごいんだろうということや、そのフロイトからたもとを分かったのがユングだよと教えてやろう。そしてフロイトやユングくらいは読んでおきなよ、と偉そうに言ってみようと思う。

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