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2016年8月18日 (木)

保育の現場

少子化対策としてよく言われているのが保育所の充実と待機児童の解消。さらにそれを実現するために必要なのは人手不足である保育士の確保。河北新報が6月29日から7月1日までに特集していた『保育の現場は今』を要約し問題点をまとめてみる。

記者の保育現場での体験取材からは保育士の仕事がどのようなものかが伝わってくる。朝、子どもたちが登園してくると、さりげなく体にさわり状態を見る。体温を測り記録する。前日体調が悪かった子どもは共通ノートに記録する。午前中子どもが園庭で遊んでいるときも誰がどこにいるかを確認する。昼食時はうまく食べられない子の補助をする。1歳児であれば発達の個人差も大きいという。子どもたちが昼寝をする時間でも先生たちには休みがない。トイレ掃除、汚れ物の洗濯、着替え服のまとめ。寝ている子の様子を見守り、全員分の連絡ノートに子供たちの様子を記入する。シフトによっては5時まで、延長保育のシフトであれば夜8時まで。1歳児などは言葉も歩行も未熟で手助けが欠かせず、気が抜けない。次の行動に誘導するのにうまく飽きさせない工夫も必要になる。しかし先生たちは臨機応変に声を掛け合い役割分担し、保育の流れはスムーズでその仕事ぶりに圧倒されたと記者は言う。

よく保育士の仕事は大変だというが、じっさいにどのようなものであるか、なにに気をつけるべき仕事であるのかを保育士以外の人が知ることも重要だ。保育士が不足する要因は、幼児の命を預かる責任の重さに見合わぬ待遇の低さと、負担増だと言われている。国の待遇改善策が不十分な中で自治体では独自の保育士確保策を始めている。

宮城県では、資格を持ちながら就労していない潜在保育士に対して、「保育士バンク」が就職支援セミナーを実施し、就労を促している。また、小規模保育施設の開設も増加している。また、働きやすい環境を整えるという試みを行っている園もある。マネージャー保育士を養成し、シフト勤務には入らず保育士の相談に乗る。子育て中の保育士が仕事と両立しやすいようシフトを固定する。保育士全員を正職員とし、栄養士らも含めた全職員で保育内容や園児の情報を交換する。こうすることで、保育士が一人で保育内容や保護者対応に悩むことがないという。賃金による処遇改善がままならない中で働きやすい環境を整えることも保育士確保につながる。

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