UA-92533382-1 良心に従って行動する(2): よつば農場便り

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2014年4月29日 (火)

良心に従って行動する(2)

国家や組織の命令に反しても、良心に従って生きられるのか?海上自衛隊のいじめ自殺裁判で、内部告発をしてくれた自衛官のような勇気が、ぼく自身にあるかといえば、それは自信がない。仙台の街中のミニシアター「桜井薬局ホールで」で「わが闘争」「続・わが闘争」を見た。これは、ナチスの映像記録で第1次世界大戦後の状況の中でどのようにナチスが台頭し、政権の座につき、戦いに敗れていくかをつづったものだ。「続・わが闘争」ではナチス幹部の国際軍事裁判「ニュルンベルグ裁判」が記録されている。


その中で、アメリカの検察官がこう告発している。「おまえたちは良心に従わず、組織の命令に従った」。こう告発するのは簡単だ。まさに、安倍首相やその同調者が言うように「勝者の論理」で裁いているとも言える。これでアメリカ軍の非人道的な行為が正当化されるわけでもない。だが、そう言ったところで、ナチスや旧日本軍の残虐行為が許されるわけでもないのだ。

ぼくは大学のゼミで丸山真男をみなで輪読し、旧日本軍の中国大陸での残虐行為のことを調べていた。その時、普通の人が普通だったらしないような残虐行為をなぜやったのか?良心に従えば絶対できないようなことをなぜやったのか?出来ませんと言って拒否すればいいのに、なんて世間知らずにも思っていたりした。

だが、もちろんそんな個人の良心が働かないように徹底的に個人を痛めつけ服従するように変えるのが軍隊や国家という組織でもあるし、組織や集団心理の力をぼくは甘く見ていた世間知らずだったのだ。なにか、ぼく自身がそのような良心に訴えられるような場面に出くわしたときは、なるべく良心に従って行動したいとは思うが、何せしょせん人間なんて弱いものだ。だから、なるべくそういう良心が試されるような場面が来てほしくないと、この平和が長く続いてほしいと願ってもいるのだ。

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