UA-92533382-1 民主主義考: よつば農場便り

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2013年12月16日 (月)

民主主義考

わたしたちの秘密保護法反対のネットワークには、「日本は北朝鮮などのスパイがやりたい放題なので、スパイ防止法や秘密保護法が必要なのだ」という抗議が来たりする。また、「人権派の人たちは、北朝鮮のNo2が死刑になったことになぜ抗議の声を上げないのか」という揶揄をここぞとばかりされる。

もし、北朝鮮の側近の処刑が報道通りであるとしたらもちろん重大な人権違反だから、抗議する。北朝鮮だけでなく、世界中の人権違反には抗議する。ただ、他国のことでなく、自分が住んでいる国の人権や民主主義が脅かされているときに、今自分たちが声を上げなければならないと考えるから声を上げているのだ。

北朝鮮が何をするかわからない怖い国だというイメージを世間で持たれているのは否定することは出来ない。その恐怖のイメージは、民主主義がないこと、つまり、決定のプロセスや情報が隠され、時間をかけて多くの人が議論に参加できないこと、自由に意見を言えないこと、警察や統治機関が国民を監視しているということからきている。

ひらかれた民主主義の国であれば、勝手に他国に戦争を仕掛けるような怖いイメージはもたれないだろう。ひらかれた民主主義の国では、誰かひとりの独裁者の意向で、戦争に突き進むということはできないだろうし、政策決定のプロセスや情報は国民もすべて知っていて、国民が直接、政府首脳とは違う自分たちの意思表示をすることも可能だから。

日本はアジアで一番開かれた進んだ民主主義を目指せばよいではないか。日本にいれば、外国人だろうが日本人だろうが、法的な平等が保障され、令状なしの逮捕もされないし、秘密裁判にかけられることもない。そういう開かれた民主主義で、すべて手の内を透明にした方が、国家の安全保障上もプラスになる。隠すこと、手続きが透明でないことが、疑心を生み、暗鬼を生む。

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