UA-92533382-1 『憂国』2.26事件: よつば農場便り

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2013年12月23日 (月)

『憂国』2.26事件

先日の河北新報(宮城県の地方紙)に、興味深い記事が載っていた(2013年12月18日付)。2.26事件で兄の青年将校を亡くした人のことだ。2.26事件は1936年のことで、太平洋戦争に突き進むことになった流れの中での事件であるから、この方も100歳になったのだそうだ。歴史の生き証人として、兄の真実を明かしたいと、遺品の日記や手記、周囲の証言をまとめた本を自費出版したのだそうだ。

妹さんの記憶で忘れられないことは、陸軍刑務所での処刑後まで及んだ軍の異様な扱いだということだ。遺体が暖かいのに火葬を強制され、憲兵が郷里の青森までの列車内、実家での葬儀を監視し、参列者も追い返し、墓の建立すら許さなかったという。事実を知ろうとするものや異を唱える者は特高に引っ張られる治安維持法の時代で、特高が商人を装ったり、どこで何を聞かれるかわからぬ恐怖で、反対を言う人は誰もいなくなったそうだ。

2.26事件は、戦争へと取り込まれたしまったが、事件そのものは、青年たちの純粋な気持ちから起こったという評価も可能だと思う。当時、農村の貧困はすさまじく、財閥と癒着した政治を正そうという青年将校たちの訴えを、軍の上層部が弾圧し、彼らを逆賊扱いした。青年将校たちが暴力に訴え、高橋是清らを暗殺した手法は、許されないが、青年たちには純粋な憂国の心情はあったと思う。現代でも、地方が疲弊し、若い人たちには非正規の仕事しかなく、ブラック企業で食い物にされる状況を見れば、憂国の心情がわくのは、太平洋戦争前の状況と変わらないと思う。

治安維持法に比せられる『秘密保護法』は強行されたが、まだまだぼくたちの抗議運動は続く。声を上げることが、自由に発言できる社会を維持することそのものにつながる。宮城の秘密保護法反対のネットワークには、だれでも参加できる。現にぼくは、ただの憂国の一個人として参加している。これまでの活動で、赤字を抱えながらの運動だ。多くの人が、ビラ配りなど、参加できることがあれば参加してほしいし、志や浄財はありがたく受け入れている。

【カンパ口座】 

七十七銀行 JR仙台出張所 店コード190 

普通預金 口座番号5122082 

名義 STOP秘密保護法ネットワーク宮城

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