UA-92533382-1 For the love of physics: よつば農場便り

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2013年9月26日 (木)

For the love of physics

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原発のことをはじめ科学技術について自分があまりにも無知だったことが、原発事故を引き起こしてしまったという反省に立って、原発事故後は改めて物理・化学・数学の勉強を始めた。それで、いま読んでいるのが"For the love of physicsだ。それほど数式が出てこないので安心だ。それで、その筆者がこのウォルター・レーウィン氏だ。この人、大学の講義が大人気でそれがユーチューブでも無料公開されている。何しろ、物理の面白さを伝えようと、体を張っての講義をするのだから。

それで、本を読んでわかったことは、人気が出るとか、有名になるというのはそれなりに理由があるということ。授業の準備のために朝早くから大学に行って入念に準備をするそうだ。いちおう、ぼくだって90分の講義のためにはその2倍の準備はしているつもりであったが、授業の準備という点だけでもウォルター・レーウィン氏の足元に及ばないことが分かった。本物には理由があり、偽物はしょせん偽物ということでした。

さて、この本「虹」がなぜ7色に見えるかなどの話も面白いのだが、文系のぼくは、彼の家族の思い出話に興味をひかれてしまった。彼のお父さんはユダヤ人で彼の一家はオランダで暮らしていた。ある時、ユダヤ人は目印の帽子をかぶるということになった。また次にある時、ユダヤ人はレストランに行ってはいけないということになった。そして次にまたある時、ユダヤ人は公共交通機関には乗ってはいけないということになった。お父さんをはじめユダヤ人は、初めは禁止されるごとに不便だなと思っていたが、やがて慣れ始めてしまって、慣れればそれが当たり前と思うようになっていったということだ。人間は、こうしてなんでも慣れていってしまうというところが、心に残った。ウォルター・レーウィン氏の親族や親せきの中でこうして強制収容所で亡くなった人もいるという。物理の面白さだけでなく、戦争のことも彼は後世に伝えていきたいという。

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