タイマグラ それぞれの旅たち
タイマグラに行ってきた。タイマグラは岩手の早池峰山のふもとにある。そこで民宿をやっている奥畑さんと知り合い、行くたびにいろいろなことを教えてもらい考えさせる材料をもらう、ぼくの原点のような場所だ。久しぶりだったので、何だがとても懐かしく、いるだけで心癒される場所だ。奥畑さんは、この地でついに25年も宿をやっている。僕らが知り合い付き合った年月も、それと同じだけたったのだ。
奥畑さんのおうちの子供たちも、そして近くに住む弟さん夫婦の家の子供も、大きくなって、それぞれ4月から新しい生活を始める。みんな小さいころから見て知っているので、感慨深い。
M君。今度高1である。隠岐の島に国内留学する。親元を離れての一人暮らしだ。背が高くなり、とても大人っぽい。「お湯かげんいかがですか」とちゃんと宿の番頭さんのお仕事をこなす、しっかりした青年だ。
S君。あんなに小っちゃくて、丸っこくてかわいかったのに、こんなに大きくなり、大人っぽくなり驚いた。今度中1。おかあさんから早く寝なさいと怒られていたが、大人っぽい雰囲気なので、遅くまで起きてて全然違和感なし。
Yちゃん。きれいな御嬢さんになっていてびっくり。今度高1。顔が小さくて背がスラリ。どうして、今の若い人はこんなふうに、モデルさんみたいなんでしょう。Yちゃんも親元を離れての生活とのこと。
タイマグラの子は、みんなしっかりしている。でも、4月からは子供が少なくなって、少しさみしいかな。こうやって、皆も生活上の変化があるのである。ちょっと静かになるかもしれないタイマグラにまた行って、奥畑さんと話をしてきたい。
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