UA-92533382-1 焼却処分: よつば農場便り

« デモ | トップページ | 核融合 »

2013年2月17日 (日)

焼却処分

宮城県では、放射能で汚染された稲わらなどを焼却処分するようにお達しが出た。汚染稲わらは、原発事故直後に田んぼにあった稲わらで、餌として牛に食べさせようと思って干していたものだ。宮城には放射能は飛んできてないはずという当局の態度と、もちろんこのような経験が初めてだったこともあり、まさか稲わらが汚染されていたとは分からず、農家が牛に食べさせてしまい、いざ屠畜してみて肉牛から高い放射性物質が検出され、初めて問題の所在が分かった。

その後、汚染稲わらは食べさせてはダメだとの通達が出て、飼料を切り替えたため肉牛の汚染は止まったが、あの当時放射性物質を浴びた稲わらは、どこにも行きようがなく、ずっと各農家が保管していた。稲わらに、なぜこれほど放射性物質が濃縮されるのかも、まだ詳しく研究されていないまま、子供の通う通学路のかたわらなどに放置され続けていたのだ。

もちろん、問題をこのまま放っていくわけにはいかないが、ゴミ焼却炉で焼却して、汚染物質が広く拡散され、さらなる環境汚染や健康被害を引き起こすことはないのだろうか。とにかく、原発事故というのは、簡単に問題が終わらないのだということだ。でも、多くの日本人は福島原発事故は終わった、と思っているのだろうか。原発事故サイトそのものも、周辺もまだまだ事故は終わっていないのだ。事故の原因すらわかっていないし、しっかり研究もされていない。

原発サイトでは、まだ毎日高い放射線が放出され続けていて、終息の見込みは立っていない。日系ブラジル人向けの新聞などに、求人広告が出て、外国人労働者もづいぶん連れてこられているようだ。そういう事故の検証すらなされない状況の中で、事故はなかったかのように、原発の再稼働が進められているのは、正気の沙汰とは思えない。

|

« デモ | トップページ | 核融合 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 焼却処分:

« デモ | トップページ | 核融合 »