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2013年2月27日 (水)

美味しんぼを読もう

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有名な漫画『美味しんぼ』である。これは、震災と原発事故前に書かれたものだが、原発事故を予言するような、そして普遍的な問題点を告発しているマンガだ。

東北は自然が豊かで食材の宝庫だ。これは、GDPとか経済的な指標で測れる豊かさではない。もし、そういう指標で測ったのなら、東北は「貧しく、遅れた、何もないところ」ということになる。

だが、そうでないのだ。だから、私は地元の食材を愛してきたし、地元でしか味わえない自然の恵みを食べられる幸せを誇りに持ってきた。しかし、そういう「郷土を愛する心」を、破壊するのが六ヶ所村の核燃施設や、河川の無茶な改修やダム工事などの公共事業だということを、このマンガは告発していた。(震災と原発事故前にだ)

『愛国心』と声高に叫ぶ人の『愛国心』がいかに偽物であるかが、このマンガを見ればよくわかる。本当に、国を愛する人なら、豊かな東北の食材を生み出す、豊かな自然を壊すようなことを、率先して行うはずがないのだ。『美味しんぼ』には、原発事故後の東北を取材したものも出ている。今度はそちらも読んでみたい。

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2013年2月24日 (日)

研修旅行

農協青年部の研修旅行で福島に出かけた。いわきのアクアマリンミュージアムのあたりも、すっかり元通りになっていて、津波の被害は感じられない。魚市場も見てきたが、地元の魚はほとんど上がっていないようで、九州のかつおとか、北海道のカニなどを並べていた。アクアマリンミュージアムにはちょうど震災・原発事故の直前に訪れていて、その後のことがとても気がかりだった。

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海から吹き付ける風は冷たく、とても立ってはいられなかった。どうやら最大級の寒波が来ているらしく、帰りは高速道路では前が見えないくらいの雪が降り、通行止めになってしまった。家へのお土産は「ジャンボ・シュークリーム」だ。いわきでは有名な店だと、仲間が教えてくれて、行ってみるとたくさんの人が並んでいる。シュー・クリーム1品だけのお店であるが、その道だけを極めることはとても大切なことなのだと思わされた。おとなの顔くらいあるシュークリームである。

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2013年2月22日 (金)

冬の暖房費

この冬は寒い。日中の最高気温が、0度を上回らないなんて日もある。地球温暖化ではなく、地球寒冷化に向かっているのだという説もある。石油ストーブで暖を取っているが、この冬購入した灯油は合計で200リットルを超えた。薪ストーブで暮らしていたころは、一冬に1缶か2缶買うくらいであったが。

 

さて、円安などもあり、灯油やガソリンの価格も上昇している。火力発電の燃料も上がっているので、各電力会社は電気料金値上げを言い出している。これで、やっぱり原発がないとだめなんだと勘違いしてしまう人もいるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。 

東京電力の原発部門で働いていて、その後医学部に入り直し熊本で医院を開いている人がいる。彼のブログ「院長の独り言」は超人気サイトだ。たくさんの興味深い話と、ぞっとするような真実をそのブログでは見ることができるが、一つ印象に残っている話。

 

彼が、ある時原発の電気が安いという会社の宣伝に疑問を持ったので、先輩社員に本当かどうか聞いてみた。すると、「馬鹿、そんなわけないだろ!」と一喝されたそうだ。原発は、機器からして非常に高価で危険性や核のごみの処理費用まで考えたら、安いわけはないというのです。

 

彼は、東電は辞めてしまい、医療のキャリアへと転換していくのですが、一つ希望を持てる話は、電力会社の中にも、彼の先輩社員のように、本当のことに気づいている人はいるということです。もちろん、大企業で、しかも官僚的体質がきつい会社ですから、自分の意見を自由に言うことはしにくい雰囲気でしょうが、だが、こういう社員の方が、偉くなり経営陣に入り会社の意思決定を担ってくれたらと思います。

 

本当の意味で、顧客に向き合い、社会から必要とされて企業が生き残っていくことを考えたら、原子力部門にしがみついていくことは明らかにマイナスだと思うのですが、これはど素人の考えなんでしょうか。発送電分離の実施や、総括原価方式の廃止があっても、地域の人たちから愛され、地域に貢献できる企業として、電力会社さんたちが生き残っていくには、内部で疑問を持っている人たちや改革派の人たちが、声を上げ主流になって行くことが必要です。そのための応援は惜しみません。

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2013年2月20日 (水)

核融合

岐阜県に核融合施設が建設されそうになっている。原発事故以来、改めて、高校の化学の教科書を読みなおして、元素周期表の勉強から見直してみた。それで、ちょっとづつではあるが、わかってきてはいる。(と同時に、化学や物理のようなこんなに大事な教科をなぜサボったのかと、すごく後悔している)

 

それで、エネルギーの発生の仕方に「核分裂」と「核融合」がある。「核分裂」は原発で使われているものだが、岐阜県に建てられようとしているものは、「核融合」を利用するものだ。「核融合」は、太陽の中でも行われているものだから、推進派の学者たちは、「永遠に尽きることのない夢のエネルギー」だと言っている。科学者や技術屋さんには、こたえられない夢のある話なのだろう。

 

だが、この話「夢の核燃料サイクル」と同じで、今までたくさんの税金が投じられてきたし、そして今後何十年と巨額の投資をしなければいけないが、実現の見通しはとても低いということだ。もちろん、私だって、科学技術の進歩のありがたさは分かっているつもりだが…

 

そして、いちばん私のような素人、かつ文系人間にわからないことは、原発も核融合施設も電気を起こすときは、結局「お湯を沸かして、タービンを回す」しかないということだ。なんとも、それだけのことで、巨費を投じ、危険を背負い込んでするまでのことがあるのだろうか。特に、核融合施設では、融合させるために何十億度ものプラズマ状態を作り出す必要がある。そのエネルギーを作り出すためのエネルギーはどうするのだろうか?ただ、タービンを回して発電するだけなら、小水力発電を、用水路に仕掛けた方が、よっぽど地元の雇用にもなり、いいのではないかと思う。

 

福島などは、江戸時代から疎水を開削してきて米作りに励んできた。会津に行けば、今でも豊富な水量で涼やかな用水が縦横に流れている。こういう、美しい資源を利用して、自然と調和して暮らしていった方が、いいと思うのだが、とんでもないど素人のだめな発想なのだろうか?

 

さて、岐阜の核融合施設は放射能汚染が心配である。推進派の学者でさえ、出た放射性物質は90パーセント回収できると言っている。ということは、10パーセントは環境中に放出するということだ。もちろん、これは推進派の言い分だから、もっと高い割合でどんどん外部に漏れだすはずだ。悪いことに、核融合で出てくるのは放射性の水素だから、水になって飲料水に交じって摂取されてしまうだろう。そうなると、岐阜県だけの問題ではなく、川下の名古屋のような大都市の住民にも直接被害が出てくる問題だ。

 

この核融合施設の問題は、青森や福井などのように、過疎地に押し付けられ、地元がその依存から抜け出せなくなるようにさせるという同じ構図を含んでいる。すでに、岐阜には、核のゴミを埋めるための地下の研究施設ができている。核関連のモノを集中立地させて、補助金漬けにする。地元自治体は、それを当てにして、背伸びした予算を組むしやがては、職員の人件費なども、核関連からの収入がないと、払えなくなる。すると、もっと施設を作ってくれと、地元の方から泣きついてくる。

 

地元の人からすれば、よそ者が押しかけてきて「反対!」と叫ぶのは何ともはた迷惑な野郎どもだということになるし、他の地域の人から見れば、地元の人たちは金のために魂を売った金の亡者という風に映る。こうして、人の心も分断していくのが、「核」の正体だ。

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2013年2月17日 (日)

焼却処分

宮城県では、放射能で汚染された稲わらなどを焼却処分するようにお達しが出た。汚染稲わらは、原発事故直後に田んぼにあった稲わらで、餌として牛に食べさせようと思って干していたものだ。宮城には放射能は飛んできてないはずという当局の態度と、もちろんこのような経験が初めてだったこともあり、まさか稲わらが汚染されていたとは分からず、農家が牛に食べさせてしまい、いざ屠畜してみて肉牛から高い放射性物質が検出され、初めて問題の所在が分かった。

その後、汚染稲わらは食べさせてはダメだとの通達が出て、飼料を切り替えたため肉牛の汚染は止まったが、あの当時放射性物質を浴びた稲わらは、どこにも行きようがなく、ずっと各農家が保管していた。稲わらに、なぜこれほど放射性物質が濃縮されるのかも、まだ詳しく研究されていないまま、子供の通う通学路のかたわらなどに放置され続けていたのだ。

もちろん、問題をこのまま放っていくわけにはいかないが、ゴミ焼却炉で焼却して、汚染物質が広く拡散され、さらなる環境汚染や健康被害を引き起こすことはないのだろうか。とにかく、原発事故というのは、簡単に問題が終わらないのだということだ。でも、多くの日本人は福島原発事故は終わった、と思っているのだろうか。原発事故サイトそのものも、周辺もまだまだ事故は終わっていないのだ。事故の原因すらわかっていないし、しっかり研究もされていない。

原発サイトでは、まだ毎日高い放射線が放出され続けていて、終息の見込みは立っていない。日系ブラジル人向けの新聞などに、求人広告が出て、外国人労働者もづいぶん連れてこられているようだ。そういう事故の検証すらなされない状況の中で、事故はなかったかのように、原発の再稼働が進められているのは、正気の沙汰とは思えない。

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2013年2月15日 (金)

デモ

東北電力でも、女川・東通りの原発を再稼働させようとしています。そういうものはいらないという自分たちの意思表示をしましょう。3月16日(土)には、大きな意思表示の機会のための集まりを企画しています。どうぞ、皆様、気軽にご参加してください。私も、反原発アイドル藤波心ちゃんに会いに行くつもりです。

以下、情報です。

 

原発事故から2年 私たちは忘れない

東日本大震災、そして東京電力福島原発事故から今年3月で丸2年になります。まだまだ福島原発事故は収束しておらず、人々が分断され苦しんだままになっています。また、宮城県内でも様々な影響が続いています。

が、安倍新政権は自民党が進めてきた原子力ムラによる原発推進政策が福島原発事故をもたらしたことを省みることなく、「脱原発」の声を無視し原発再開をめざしています。また村井宮城県知事もこれまで女川原発の再稼働に前向きの姿勢を見せています。これらの動きに対抗し,脱原発を目指す広範な県民、県内の諸団体が大同団結して総結集し、「福島原発事故を忘れない!女川原発再稼動を許さない!」の大きな声を、目に見える形で示す場にしましょう。

■開催日 2013/03/16 (土)

【昼】アピール行動 ✩特別ゲスト✩藤波心さん(予定)

□時間 14時集合15時デモ出発

□会場 錦町公園(仙台市青葉区本町2丁目21-1

【夜】「福島に寄り添い、福島を忘れない!みやぎの集い」

特別講演 「福島原発事故まで何故行きついたのか?」講師:佐藤栄佐久・前福島県知事&福島からの3人のゲストによるシンポジウム

□時間18時開場 1830分開会 (~21時)

□会場 仙台市民会館BF展示室(定員500人)(青葉区桜ヶ岡公園 4-1)

□参加費無料(カンパ大歓迎!)

[主催]女川原発の再稼働を許さない!2013みやぎアクション

  (代表 鈴木宏一 元仙台弁護士会会長)

2012113日の「女川原発の再稼働を許さない!2012みやぎ秋のつどい」実行委員会を母体に結成しました   http://dkazenokai.blog.fc2.com/ 

[問い合わせ] 022-373-7000(篠原) hag07314nifty.ne.jp(舘脇)

プロフィール

■佐藤栄佐久さん http://eisaku-sato.jp/blg/profile/

福島県生まれ。東京大学法学部卒業後、家業の郡山三東スーツに入社。836月参議院議員初当選 87年大蔵政務次官就任。88年福島県知事就任。2006927日辞職。著書に、『知事抹殺』(平凡社)、『福島原発の真実』(平凡社新書)

■藤波心さん ブログ「ここっぴーの★へそっぴー http://ameblo.jp/cocoro2008/

脱原発高校生アイドル。2011年3月23日、自身のブログに原子力撤廃を訴え、著名人多数が絶賛。ツイッターRTは数万件。ブログは3日で300万PVにおよび、反原発のジャンヌダルクと呼ばれ、一躍話題となった。『間違ってますか?私だけですか?14才のココロ』徳間書店

発言者プロフィール

★シンポジウム参加者

 大河原多津子さん(田村市在住・農業者として)・佐藤昌子さん(郡山市在住・被ばく労働について)・駒崎ゆき子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク世話人・郡山市議会議員)

◎賛同団体・個人大募集! (氏名公表可・不可を明記してください 賛同された方はブログで公表するとともに、当日の配布資料に記載いたします)

個人11000円 団体13000円 何口でもOK

郵便振替口座 02280-2-135354

口座名 女川原発再稼働を許さないみやぎアクション

 

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2013年2月13日 (水)

前夜

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娘の様子です。明日に備えて、ずいぶんたくさんチョコを作っているようです。ばらまく?のでしょうか。明日は、わくわくした楽しい日になりそうですね。

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2013年2月11日 (月)

核のごみ処理

昨晩のNHKスペシャルでも、原発から出た核のゴミの処理問題を取り上げていた。他国の取材をしていたが、一つは、スイスの「乾式」という処理の仕方が参考になるのかと思った。まだ不勉強でこの「乾式」という科学的仕組みがよくわからないが、ごみを鉄製容器に閉じ込めるので放射能がもれないし、水で冷やし続けなくてもよいので停電でも大丈夫だということであった。

さて、そういう取材の後、日本はなぜ相変わらず原発を推進し続け、核燃料リサイクルをやるのか、について取材をしていた。実は、数年前に経済産業省の若手官僚の中から「核燃サイクル」は無駄という上申書が提出されたが、幹部が握りつぶしたという。また、原発事故後も、官僚、原子力委員会、日本原燃が何度も秘密会議を開き、原発維持、核燃サイクル維持のシナリオを作っていたという。だが、その秘密会議の声を録音していた人(疑問を持つ官僚?)がいて、電力側が、ここで原発をやめられたら自分たちが困るので何とかしてくれと、哀願を繰り返す様子が公開されていた。また、覆面で声を変えた官僚もインタビューに応じて証言していた。

原子力ムラの狭い世界で自分たちだけの利益を守ることだけに汲々としている様子はよくわかり、許せないことだと思ったが、ひとつ救いなのが、原発も核燃サイクルもこのままじゃだめだと思っている官僚もいるのだということだ。本当の国益、国民の利益を思ったら、何が正しいことだかを考えている真の愛国的な官僚だっているのではないか。そうでなければ、秘密会議の会話が漏えいすることもないだろう。

つい最近、経済産業省から、発電と送電分離の案が出されたときは、また何か裏があり、結局彼らだけが得する仕組みかと疑ったが、どうやら今までのやり方に疑問を持ち、真の国益を考えている官僚もいるのではないかと、少し希望が持てた。原発・核燃サイクルをやってもサークル仲間の狭い範囲の人たちだけが利益を享受するだけで、現に原発事故で何十万の人が故郷を失い、海も山も汚染され、今まで受けていた自然の恵みを失い悔しい思いをしている人たちがたくさんいるのだ。少数のサークル仲間と、大多数の国民、どちらに立つことが本当の意味で国を愛することなのだろうか?改革派の官僚がつぶされないように応援する。彼らは真の愛国者だ。

番組では、原子力委員会の副委員長がインタビューに答えていた。彼によれば、「今まで電力会社と一体となって、原発・核燃サイクルを進めてきた人たちが、これをやめようなんてことは、どだい無理なこと」だそうだ。ノーベル経済学賞を取った心理学者Daniel Kaheman氏の著作にCEO(企業経営者)の話があった。あるプロジェクトを推し進めてきたCEOは、投資した金額が大きくなればなるほど、そのプロジェクトの成否を客観的に判断することができなくなり、やめることができなくなり、結局大きな損失を招いてしまうという。もし途中でやめれば、自分が無能な企業経営者だというレッテルを張られたりするので、見込みのないプロジェクトにしがみつくという。だが、新しく途中で迎えられたCEOは、客観的にそのプロジェクトの見込みを判断できるので、駄目なものはダメといわゆる「損切り」ができるという。 

原発も核燃サイクルも今まで膨大な金額が費やされてきた。成功の見込みはないし、経費がみな電気料金に転嫁されて国民が高い金を払っている。だが、上に書いたとおり、今まで推し進めてきた人間が止めると、言い出すのは人間の心理から言っても不可能なのだ。改革派の官僚に内部から頑張ってもらったり、外からは私たちが声を上げ、そして原子力委員会のメンバーに、子供のいるお母さんなど全くの「素人」が入れる人選にしなければならない。

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2013年2月10日 (日)

フィンランドの地層処分

地元宮城の「河北新報」は、原発事故の前から、青森の核再処理施設のことを報道し、市民側の言い分なども公平に取り上げてくれたので、日本では信頼できる少数の報道機関だと思う。その河北新報の今日の記事で、フィンランドの使用済みの核のゴミの地層処分(地中深く原発からのゴミを埋めること)のことについて書いていた。

フィンランドは、世界で唯一核のゴミの地層処分が、実行されている国だ。日本でも、たまりすぎた原発からのゴミを地層処分したいのだが、さすがに今のところは、地層処分を受け入れようという自治体はない。フィンランドでは、やはり過疎の町が選ばれ、地層処分されている。受け入れれば、補助金がもらえるし、電力会社の社員や外国人労働者が来て人口が増えるし、電力会社からは高い固定資産税が自治体に入って来るので、その地の首長さんは喜んでいる。

こういったところは、日本でも同じだ。金さえ積まれれば、福井も青森も最終処分地に名乗りを上げるのではないか。記事で驚いたことは、フィンランドの地層処分地は、一杯になったら「何事もなかったかのように埋め戻す」のだそうだ。まさか、子供がいたずらして掘り起こせる深さではないから大丈夫なのだろうが。そして、地層処分場の人が言うには、この処分場の地層は、ゴンドワナ大陸(かつて世界の陸地は一つだった)が、別れた時でさえ、動かなかった、そうだから、10万年の間(その頃人類は地球にいないかもしれないが)静かに核のゴミは眠り続けるということなのだろう。

この話を聞いて、もしかしたら、いま人類が掘り返しているウランは、人間が登場する前に滅んでしまった知的生命体が地中に埋めていった核のゴミなのではないかと、SFのようなことを考えた。だとしたら、アメリカインディアンやアボリジニーがここは掘ってはいかんと言い伝えてきたことは、やっぱり意味があるのではないかと思う。

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2013年2月 9日 (土)

泣きました

話題のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』見ました。冒頭の、ジャン・バルジャンが司教さんの家で銀の皿を盗むところから泣き始め、あとはずっと泣きっぱなしです。年のせいにはしたくないのですが、本当に涙腺が弱くなっています。いろいろ体験してくると、わかるよなーというのが増えるからでしょうかね、若い時と比べてすぐ泣けちゃうのは。

歌は、もちろん感動的でした。あの、スーザン・ボイルがユーチューブで歌っていたので知っていたのですが、映画の場面で見るとやっぱりいいですね、泣けてきます。主人公のジャン・バルジャン役の俳優さんもよかったけど、彼を追いかける警部役の俳優さんも存在感があってとてもよかったです。ああいう、存在感がある役者さんって、そうはいないと思う。

コゼット役の女優さんが、とってもきれいでかわいいです。このコゼットと青年マリウスの純愛も泣かせるのですが、マリウスを片思いするエポニーヌ役の女優さんも存在感があってよかったです。革命のバリケードの中で、男みたいな恰好をしてマリウスを助け、死んでしまうのです。脇役もみなすごい光ってました。パリの浮浪児役の小さい男の子も、泣かせる演技でした。

『レ・ミゼラブル』は、小学生の時に子供向けに書き直されたもので読んでいて、あらすじはよく知っていたのですが、大学生になって、岩波文庫で読んでみたら、とてつもない長編で、しかも、話の筋にあまり関係ないパリの下水道の薀蓄などが延々と書いてあって、驚いたことを思い出します。しかし、おかげでパリの下水道は、いろいろな意味で大変重要なものなのだと知ることができました。今日の映画でも、下水道の場面がしっかり出てきました。

数日前、ラジオで大学の先生が、なぜ「ラ・ミゼラブル」がこんなに受けてるのだろうか、という話をしていました。それによると、人々の変革を求める深層心理があるのではないかということでした。映画は、パリの学生たちが革命を求めて立ち上がりますが、市民が後に続かず、軍隊に殺されてしまいます。革命は別にしても、若い人たちの純粋な気持ちは本当に心動かされます。大衆が心の中で望んでいることは、はっきりと言葉や行動で現れません。でも、それを何らかの形で予兆するような動きというのが、必ず歴史の場面・場面で繰り返されてきたのです。今の、日本がこのままでいいなんて思っている人は、誰もいないと思います。そういう、無意識な大衆の心が、この映画のヒットという形で発動したのではないでしょうか。

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2013年2月 6日 (水)

すっきり発言

福島県知事が大阪に行って、「ここは放射能がないから、頭がすっきりする」と発言し、もちろんあとから突っ込まれて訂正・謝罪するということがあった。政治家や自治体職員もなかなか、本音が言えず苦しいだろうから、こうして本音を言えることも悪くないと思う。

福島に限らず、放射能は体に悪いと思っている人は多いに違いない。だが、立場がある人は「放射能は怖い」「体に危険」と言えなくなる縛りが出てきて、いわば自縄自縛となって苦しくなってしまうのだ。福島では特に、放射能のことで福島を見捨てて出ていくのは、非国民だ、という雰囲気があり、それを一生懸命作っているのが、国や県の行政だ。

だが、その雰囲気を作っている本人たちだって、本音を言えば「放射能がなければ頭がすっきりする」のだ。だったら、どんな子供や大人だって「放射能がなければすっきりする」はずなのだ。放射能をなくすわけにはいかないだろうから、せめて子供や妊婦さんなどが、集団で保養や疎開できるような制度作りに反対せずに、中心となって取り組んでもらいたい。一時でも離れれば、本当に「体も心もすっきりする」のは、県知事本人が一番わかっているのだから。

福島から出て行ってはいけないキャンペーンの張本人の一人である山下教授が今度退職するということを聞いた。これは、また何か裏のある動きなのだろうか?山下氏は、東電幹部、原子力委員長などとともに、私たちに告発されている人だ。検察も、斑目氏などから実際に事情聴取している。そういう圧力が、彼を辞任に追い込んだのなら、一歩前進で嬉しいのだが、魑魅魍魎の住む原子力ムラなので、何が起こっているのかわからない。気を引き締めていこう。

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2013年2月 3日 (日)

おとのわ

仙台のライブ会場「レンサ」で「おとのわ」というイベントがありました。5組のミュージシャンたちのライブのかたわら、自然食品・手作り品・パン・ごはんなどの販売があり、子連れオッケーの、とても子連れさんにやさしいイベントだったので、たくさんの親子連れでにぎわいました。収益が、母子保養プロジェクト(放射線量が高いところで暮らしながら、何らかの事情で移住ができない人たちを対象に週末などを中心に一時的に放射線量が低いところで心身を休めるプロジェクト)に寄付されます。

会場に一角には、保養などに関する情報コーナーもあり、関西の団体さんから送ってもらった情報誌なども並びました。

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ライブはなんといっても盛り上がりました。子供たちと一緒にジャンベをたたくならさんたちです。

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このイベントのチラシには、一切「原子力」や「原発」のことは書いていません。出すと、チラシを置いてくれる店などが限られてしまうからです。チラシだけ見ると、ただのライブのチラシです。でも、イベントの願いは、放射能で汚染された自分たちの現状と向き合い、どうにかするということです。「原発」「原子力」にあまり興味がない人も、音楽イベントだと思ってきてくれた人がきっといるのではないでしょうか。子供の遊び場があるイベントだったので、お母さんたちも解放されていて、本当に楽しそうでした。その姿が見られて本当によかったです。

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