UA-92533382-1 灰とセシウムの関係: よつば農場便り

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2012年8月11日 (土)

灰とセシウムの関係

宮城県の北部の農産物で、高いセシウムが検出されたことがあった。その原因を調べていて、推定できる原因が分かったという新聞記事があった。検出された農作物の畑では、わらなどを焼却していたということだ。原発事故により、宮城県に放射性物質が降りそそいだことは事実で、その割には土から作物へ根から吸収・移行する割合が少ないということが事実としてわかっていた。畑の粘土などにセシウムは吸着されてしまって、作物には移行しないらしい。しかし、上から降りそそいだ放射性物質を含んだ稲わらなどを燃やして畑に置くと、水に溶けその放射性物質は作物の根から吸収されやすくなってしまうらしい。そこで、宮城県北部では作物から高いセシウムの値が出たということだ。

これを受けて、農協などは灰を燃やして畑にまくことを自粛するように呼びかけた。

自然農では、草木灰はカリやミネラルを含んだ重要な栄養素として畑に還元するように奨励されているし、私もそれを実践していた。しかし、原発事故以降は、こういう循環する暮らしがやはり断たれてしまったということだ。身の回りにある草や木を燃料や煮炊きに使い、その灰をを畑に返し、そこからとれる野菜を食べるという暮らしは、原発があればできないということだ。

カリとセシウムは元素表の縦の列に並んでいる。つまり同族で、植物は誤認して体に取り入れやすい。セシウムの吸収はカリが豊富にあれば妨げられることが分かったので、今年の宮城の田んぼには大量のカリの化成肥料がまかれたことをご存じだろうか。化学肥料中心の農業へと追いやるのは原発だ。

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