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2012年7月29日 (日)

朋あり、遠方より

以前の職場で一緒に働いていた友人が、仙台の家に遊びに来た。仕事の出張で岩手の大船渡の取引先に行き、その帰りに立ち寄ってくれたものだ。新人としてその当時入ってきた彼も、勤続19年目になるという。やめないで、働き続けているのは偉い。当時とあまり風貌も体型も変わらない、若いままの彼だった。一緒に夕食を食べて、楽しい時を過ごした。

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2012年7月25日 (水)

原発輸出

大飯原発では2機目の原子炉も稼働して、悲しい現実が起こっている。でも、忘れてはならないのは、民主党政権は、日本の成長戦略と称して、原発という不幸を他国に輸出しようとしているこちだ。日本が狙っているのは、タイ、インド、インドネシア、ベトナム、ヨルダンなどだ。

日本の原発輸出を監視している団体に「ノーニュークス・アジアフォーラム」がある。私はささやかな会費を払って通信を送ってもらっているのだが、現地のことを調べ、問題点を分析し、啓発的な情報をいつも届けてくれる。利権がらみで大きな金が動かなくても、こうした手弁当に近い形で、市民の有志が活動していることこそ、本当のこの国の国力を示すものだ。

通信によると、ベトナムの原発建設地は美しい漁村だという。『福島原発は収束したから』ということで、地元民には危険性が告げられないまま建設が進められようとしている。だがどうだろう、美しい三陸の海と東北の大地は汚染されてしまった。

仙台湾というのは福島県沖から黒潮が上がってくる。そして仙台湾へは海水が流れ込むが出ていかない構造になっている。仙台湾には福島県を流れてくる阿武隈川も注いでいる。そこで、仙台湾の海底にはかなりの放射性物質が蓄積している。ヒラメなどの魚から放射性物質が検出されて、市場には出せなくなっている。地震だけなら、漁業も順調に復興しただろうに。美しいベトナムの漁村の人たちに同じ不幸を味わせてよいものだろうか。

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2012年7月22日 (日)

福島原発事故の検証

福島原発事故の検証をNHKでしていた。2号機、3号機の爆発の原因を取材していた。それによると

・溶けだした燃料に水をかけて冷やすには、容器内の圧力を減じなければならない。ところが圧力を逃がす弁が開かなかった。電気がなかったからではなく、炉心溶融事故が起こり容器内の圧力が高まると、弁の圧力も高まりそれで開かなかったのではないかと。こうなることは、事故になってみないとわからなかったことで、事故を想定してシミュレーションや訓練は出来なかったということらしい。⇒結局、日本の原発の安全対策は、過酷事故は想定しなくてよい、というものにすぎない。大飯原発が再稼働したが、大飯原発で炉心溶融事故が起こったら、やはり制御不能になるのではないかということ。福島の事故の原因が解明されないのに、他の原発は安全だというのは疑問である。

・最後、いざとなったらベントという作業で圧力を逃すが、そのベントもできなかった。だから、水素爆発をした。ベントは電気でなく、空気の圧力であけるのだが、やはり空気の圧力が弱くてベントが開かなかった。空気はコンプレッサーで作り、配管を通して送ってくるのだが、その配管が地震で壊れ漏れを起こしていたのではないか?⇒結局、原発は津波でなく、地震で壊れたのではないか?そうなれば、地震大国の日本では原発を行うのは無理ではないのか。地震の影響を無視して、福島のようなことは起こらないからと安全宣言した大飯原発は、やはり相当危ない原発ではないか?

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2012年7月20日 (金)

荻野アンナさん

作家の荻野アンナさんが、地元の河北新報で連載をしている。体調のことでは大変なようで同情する。さて、今回の記事では自分でも触れにくいことに触れていた。

荻野さんは、勝間和代やビートたけしなどとともに、原発協力知識人として、福島の事故後は糾弾されている。荻野さんは、電気事業連合会からお金をもらってたくさんの記事を書いていた。電気事業連合会は、私たちの払った電気料金を基に作られたところだが、電力会社のために原発を強力に推進してきたところだ。マスコミに対する広告費をものすごく出していて、原発が安全だと国民を洗脳し続けてきた。

電気を選ぶことのできない我々が払った電気料金は、、実質税金と同じなので、お金がこんな風に使われてきたのは心外だ。その電気事業連合会は、知識人やタレント、女子アナなども動員して、原発安全キャンペーンを行っていた。そんな荻野さんは、事故後の福島に行く資格がないと言われたとも書いていた。

荻野さんは「太平洋戦争に協力した知識人と同じなのだろうか」という問いを出していたが、私は答えはイエスだと思う。太平洋戦争のときは、反対するには命を賭して反対しなければいけなかった。賛成でなければ、せめて沈黙するのが良心だと思う。原発では、少し勉強すれば、いかにいい加減で、危険なものであるかはわかるのであるから、それをしなければ怠慢のそしりは免れないだろうし、少なくとも、実際に事故が起こったからには原発推進に協力したという過去に目をつぶったまま、以前と同じ顔をしたままでいることは出来ないと思う。

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2012年7月18日 (水)

ひまわり

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庭に植えていたひまわりが咲いた。これは村田町の農家の人からもらった苗を植えたもの。ひまわりは放射性物質をよく吸収してくれるという、復興のシンボル。

 

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2012年7月16日 (月)

原発の公聴会

今日は東京でサヨナラ原発10万人集会が行われている。気温30度を超える温度の中で、たくさんの人が原発反対を訴えて歩いている。その様子はネットの映像中継などで見れる。

さて、昨日仙台では今後のエネルギー政策(特に原発)をどうするかの国の公聴会があり細野大臣も来た。一般から発言できる人が9人選ばれ、3人は反対派、3人は推進派、そして3人は中間派だ。発言者は一般から抽選で選ばれるということになっていたが、推進派の発言者が2名東北電力の関係者だった。そして、発言者のうち2名が東京から来た人だったということで、これで公正な抽選をしたのか、結局はやらせではないかと、会場がヤジや怒号で一時騒然となった。

電力会社の人たちも、原発をやればもうかるという仕組みになっているから、原発擁護に傾くのである。総括原価方式(=かかった費用や虚偽の費用も含めてすべて原価に上乗せして消費者に請求してよい)というめちゃくちゃな制度がなければ、本来合理的な経済人である電力会社の人も、原発は経済的に割に合わないとわかるはずなのに。

参加者の報告によれば、反対者側の発言者が、「10数万年にわたって猛毒である放射能を出し続ける核のゴミを出す原発に対して、10万年後の子孫が今の私たちに請求書を突き付けたらどうなるのか」という発言をした後に、推進派が「長期的な視野に立ってエネルギー政策を考える必要がある」と言ったそうだ。推進派の趣旨としては、ここ30~40年の間は、儲かる原発は手放したくないということだろうが、両者の時間の感覚をどうやって埋めたらよいのだろう。

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2012年7月13日 (金)

エネルギー・環境の意見聴取会

原発の依存度をどの程度にして、今後のエネルギー政策をどうするのか、国民の意見を聞く催しが各地で開かれていく。原発事故前であれば、こういう催しは完全に「やらせ」で、電力会社の社員か、電力会社から指示された下請け業者の社員が出て、反対派にすきを与えないようにしていた。しかし、今度の公聴会は反対派の人たちの参加申し込みが許可されているようであるし、以前よりは少しはましなものになることを期待している。

原発事故前から、宮城には女川原発に反対する人たちが「みやぎ脱原発・風の会」を作って、推進派や電力会社のウソを指摘する地道で頭の下がる努力をしてきた。(手弁当で)。その機関誌が、福島原発事故の分析で『非常用復水器の接続方法の無断変更』を指摘している。要点を言うとこうだ。

非常用復水器は、原発に事故があった時冷却をする装置であるが、それが設計図とは無断に変更されていて、保安院は当然にも見逃し安全であるとの許可を与えていたというものだ。地震と津波のパニックの中で、設計図と違った冷却装置を作動できなかったのも当然で、原発が安全に作られていないことはこのことでもわかる。

そもそも、原発では配管が無断変更されたり、適当にくっつけられることはよくあることだという。全長が何千キロに及ぶ配管を最初と最後でぴったりくっつけられるわけはない。合わなくて工事が遅れると困るので適当にくっつけ合わせそれで、よしとしたり、今回の福島原発のように空いてるスペースがこっちにあるから復水器を逆に設置したりなんてことが絶対にどの原発でも行われているはずだ。そういう証言は、下請けの職人さんたちからぽろぽろと出ていたりしたが、もちろん彼らも仕事を失うことが怖くて、自らおもてだって告発したりはしない。保安院は、見せかけの書類さえそろっていれば判子を押すだけの官僚組織なのだから、原発のどこが安全と言えるのだろう。

大飯原発で働いていた下請けの職人さんたちもだれか勇気をもって危険性を証言してくれないだろうか。

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2012年7月10日 (火)

和文英訳

仕事で、日本語を英語に訳す仕事をしている。日本語で読んでいるときは、何の問題もなく理解できる日本文も、いざ英語にしてみると、いろいろな問題が出てくる。例えば、文の主語をどうするかということだ。日本語では主語が明示されていないことが多い。それで読んでいて全く問題はないのだが、英語に直してみるといちいち主語を提示しなければならず、はたしてこの文の主語は?と考え込んでしまうことがある。論理的なつながりにしてもそうだ。著名人が書いてある文章でも、英語に訳してみると、どういう論理的なつながりでこう言っているのだろう?と考え込まされてしまう。

だからと、言って「日本語は非論理的な文章だ」というような決まり文句を言うつもりはない。いちいち細かいことを言わずに伝わる日本語は素晴らしいとも言えるし、なぜ、英語はいちいち言わなくては気が済まないのだろうともいえる。まあ、いろいろ違った言語を学んでみるのは気が付くことがあって面白い。

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2012年7月 6日 (金)

むしむしします

宮城もさすがに暑くなりむしむしし始めた。でもこれで梅雨の末期なのかもしれない。

昨日は、宮城県の中央にある古川の高校に小論文の書き方の講演に出かけた。古川は宮城県でもコメどころで、そして転作で大規模に大豆を栽培しているところだ。車窓から田を見ると、大きくなり始めた稲が見える。やっぱり田んぼのある風景は見るとホッとする。この暑さやムシムシがないと米も育たないのだ。高校生たちも、暑い中1時間半の講演を聞き大変だったと思うが、よく頑張った。

夜は、大学時代の同級生が仙台に出張に来たので、会う。もう10年ぶりぐらいだろうか。久しぶりの再会は懐かしい。彼も会社では偉くなっているのだろうが、学生時代に一緒に馬鹿なことをやった時しか知らないので、会えば、そのころにお互い帰ってしまう。楽しい時間を過ごせた。

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2012年7月 4日 (水)

内部被ばくを生きる

家の近くにユニークなカフェがある。「右岸のヒツジ座」というのだ。時どき小さな映画上映会をやる。夜、鎌仲ひとみ監督の「内部被ばくを生き抜く」というドキュメンタリー映画の上映があり見てきた。

94歳の肥田医師、国会で涙の訴えをした児玉医師、チェルノブイリやイラクの子供たちを支援してきた鎌田實医師、そしてチェルノブイリで45年小児科医をしている医師などの証言を中心としたドキュメンタリー映画だ。

内部被ばくの仕組み等も、研究家の努力で少しずつ解明されているという最新の知見も盛り込まれている。放射線が遺伝子を引きちぎるときに「回文修復」が起こることで癌化すること、放射線は細胞の核ではなく、ミトコンドリアに一番影響を与え、それが様々な病気を引き起こすことをロシアの若い医師が論文発表したという。

放射能と言えば癌や白血病をすぐ連想するが、低線量被曝は心臓疾患などありとあらゆる病気を引き起こすこと、これはチェルノブイリの現地に行き支援してきた鎌田實医師の実感でもあるし、45年小児科医をしてきた現地の女性医師の実感でもある。ただし、ここから統計を取り有意の差を示しすべての科学者を納得させることは難しいとも。

それだからこそ、と児玉医師は言う。今必要なのは地域医療の充実だ、子供たちの健康を長く追っていき、小さな変化を見つけ出し、報告すること。専門家は、必ず初めは、そんなことありえないというだろうから、それを跳ね返すためにも、しっかりとした医療体制を作ること、という。

加害者側の電力会社、そしてそれに雇われた御用学者が、「気にすることはありません。気にすることの方が体に悪い」という発言をすることが許されるのだろうか。もしこれが、殺人事件や傷害事件だったらどうだろう。加害者側が、被害者に向かって「気にすることはありませんよ」なんて言っていいものなんだろうか。

鎌仲監督の映画は、もちろん商業映画館などにはかからない。各地の手作り上映会で、じっくり人から人へと伝わっていくものだ。全国各地の人が見てほしい。肥田医師の印象的な発言。「原発は平時でも合法的に放射能をまき散らすことができていました。だから、日本人1億3千万人すべてがすでに被爆者なのです。健康に生きるのだという強い意志を持って生きなければなりません」

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2012年7月 2日 (月)

さようなら原発10万人集会

福島原発の事故が収束していないうちに、事故の原因が解明されていないうちに、事故の責任者が一切処罰されないうちに、大飯原発が再稼働された。同じ過ちを繰り返したくないという知恵さえないのだろうか、あの人たちは。

内橋克人さん、大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、坂本龍一さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さん、辻井喬さん、鶴見俊輔さんらが呼びかける『さようなら原発10万人集会』が7月16日(月)代々木公園イベント広場等で行われる。私たちは怒っている、一部の利権の亡者のために犠牲になるのはごめんだと思っている、主人公は国民なのだという意思表示をしよう。

賛同金にも協力しよう。税金として巻き上げられ訳のわからない用途に使われるよりも、自分の金が世の中をよくするためにしっかり使われてほしいと思うのが、国民主権の国に住む国民の当り前の思いだ。『さようなら原発10万人集会』の協賛金は下記の郵便口座に払い込むことができる。

口座記号:00100-8

口座番号:663541

加入者名:フォーラム平和・人権・環境

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