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2008年7月31日 (木)

やませ

早いもので7月も今日で終わりだ。ここ何日かはうすぼんやりと曇った日が続く。太平洋から東風が入ってきているのだ。

典型的な「やませ」の天気だ。この時期東風がはいると東北の太平洋側は霧がかかり、日が差さず気温も上がらない。猛暑が続く東京以西の人から見ると、涼しくてうらやましいと思うかもしれない。

心配なのは米の出来だ。「やませ」が吹くと、稲にいもち病が広がる危険がある。東北の冷害と不作は「やませ」からもたらされてきた。

いもち病に負けない丈夫な稲を作ればよいのだが、今年は除草作業も遅れがちで、稲の生育がよくない。田の中に根の張りが弱弱しい箇所がある。心配だが、この先の推移を見守ろう。

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2008年7月26日 (土)

本日の農作業

やらねばならぬデスクワ-クがあったため、農作業が遅れがちだった。指をくわえてみている間に、雨が降り気温が高いものだから畑の雑草は伸びるし、野菜の苗も伸びて植え時がすぎてしまっている。

今日はデスクワークがひと段落し、ようやく畑に取り掛かれる。今年3度目のインゲンを定植し終わった。インゲンは別名3度豆といって、1年に3度植え時があるのだ。

今定植したインゲンは秋に収穫できる。次はブロッコリーを定植しなければならず、これから秋野菜の定植が次々と待っている。

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2008年7月23日 (水)

草茫茫

梅雨が明けたらしいのですが、猛烈に蒸し暑くて不快な日が続いています。梅雨明けと聞くと爽快な青空を考えるのですが、実際はどんよりと曇ったような天気で、体に汗がじっとりします。

人間は不快でたまらないのですが、植物、特に野菜以外の畑に生える植物はこの天気をとても喜んでいます。一日でもほっておくと、畑の通路は雑草に占拠され、野菜たちは雑草にうずもれてしまいます。

田と畑作業で一番辛いのはこの時期です。この時期に、作業をこなせる量で、どれくらいの面積の田や畑をこなせるかが決まってきます。

植えようと思えば種や苗は結構たくさん植えられますが、それは春先まだ雑草たちがおとなしい頃の話です。春先に、今の時期のできる作業量を予測してこなす面積を考えておかないと、結局たくさん植えてもいい野菜は取れません。

機械を使わず、そして除草剤を使わないでやるとなると、おのずからこなせる面積は限られてきて、それは自給できる程度をほんの上回る程度です。そのほんの上回る程度を、宅配便でとってくださるお客さんに届けて、自然の恵みと喜びを分かち合っているわけですが、自然農でやるとなると資本主義市場に流通させるような量の農作物など取れっこありません。

皆が自然農でやるとなると、余剰農産物などほとんどでなくなるので、みんなが何らかの形で自給に取り組まなければならなくなります。でも、そういう世の中も面白いのではと思ってしまいます。

私は、わたしだけがいい農産物を作って、それがたくさん高値で売れることは願っていません。それよりは、なるべく多くの人が自給的な技術を身に付けて小さく暮らしたほうが面白いのではと思うので、どこでも誰でもどんな形からでもどんな形でもやれる「自然農」の技術や考え方を多くの人に知ってもらいたいと思っています。

その結果、自分の農産物が売れなくなってもかまないと思っています。売れなくなっても、自分で田や畑を作る喜びは、生きている喜び同様残るのですから。

市場経済に翻弄されると、経営者は自社製品が売れなくなる恐怖に常に付きまとわれるわけですし、労働者は自分の仕事がなくなる不安に常に脅かされます。一体どこに本当の「安心立命」があるのでしょうか。

「自然農」には、売れなくなる恐怖はありません。人間生きている限り自然に働きかけそこから食べものをいただくのですから。仕事がなくなる不安も、そして仕事を失った屈辱感・無力感も「自然農」にはありません。自然がめぐり、人が生きている限り、やることは常に無限にあるのです。自然がめぐってくる限り、そこにまた仕事もめぐってきます。

田舎の人は、畑に雑草が生え手入れが行き届かないのをとても嫌います。わたしから見れば少しくらい草が生えても、のんびり構えて少しずつ手を入れておけばよいのにと思うのですが、たぶん人目を気にするという、日本人によく見られがちな精神性がその背後にあるのではと思います。

除草剤を播いて茶色く枯れたところは、この猛烈な暑さで異様な匂いを放っています。もし、皆が自分のできるところから少しづつ自然農をはじめれば、雑草は各自が少しずつやれる範囲でとっていけばよいので、人手がなく高齢化していてやむをえないから除草剤を播いて隣近所の見栄をよくするという、日本各地の問題も解決すると思うのですが。

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2008年7月20日 (日)

ご来場ありがとうございました。

Imgp3512 19日に輪王寺で植樹祭がありました。ボランティアスタッフだけでも200人くらいいるという大規模なイベントでした。参集者も大変多く、このような活動に多くの人の関心が高まっていることに心強く感じました。

その一方で、合成洗剤をジャブジャブ平気で使う人、ゴミを捨ててもすべては自然に返るのでと無関心な人もまだまだ世の中に多いという差も感じております。

ご来場いただき、農産物をお買い上げいただいたお客様には感謝申し上げます。形は悪くて、安心して美味しく食べていただける野菜たちだと思います。今後ともよつば農場をよろしくお願いいたします。

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2008年7月17日 (木)

輪王寺で植樹祭があります。

仙台市の輪王寺で植樹祭があります。

このお寺は、美しい庭園を持った曹洞宗のお寺です。庭園というか、ひとつの立派な里山のようなお庭で、緑が多く私も好きなところです。

このお寺では、国際交流をおこなっていたり、自然環境を守るための実践活動をおこなっていたり、もちろん本職の座禅会を行っていたりと外に向けて自分達の信念を発信しています。

今度7月19日(土)に、植樹祭がおこなわれ、よつば農場にもお呼びがかかり農産物を販売してくることになりました。角田産の、米・味噌・梅干し・野菜などを販売いたします。ぜひ、お立ち寄りください。

輪王寺のホームページはこちらです。植樹祭の案内も出ております。

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2008年7月13日 (日)

梅体験会の報告

昨日12日(土)は、月1回のペースで開催している体験会の日でした。テーマは「梅」です。たぶん、日本全国で昔から農家の家の回りで植えられていた有用植物である梅は、いろいろな利用のされ方をしていて、日本人の食生活を支えてきました。

この梅の利用の仕方について、考えてみようというワークショップを開催しました。ちょうど、梅の収穫時期を迎えています。

Imgp3465 うちのワークショップでは、なるべく、根本的なところから自分で体験してもらうというところから始まりますので、まずは、参加者の皆様に梅の収穫をしていただきました。大きな木の収穫には、はしごに登っていただきました。

とっていただいた梅はアク抜きのため水につけました。獲物はないかと、その間に山に入ります。Imgp3469

裏山はまだまだ手入れが行き届いていません。梅林もあるのですが、竹の侵入と植林した杉が放置されていることで日陰になっています。

でも、お陰で、タケノコが取れます。参加者の方のお土産にしていただきました。タケノコを見つけては収穫と、どこか人間の原始的な感覚を刺激するのでしょう、つい夢中になってしまったという感想も参加者の方から聞かれました。

自然の中で体を動かすと疲れます。でも心地よい疲れです。そしてお腹もすきます。タケノコ収穫後は、お昼になりました。

Imgp3476 お昼のメニューは、たけのこご飯、野菜たっぷりのラタツーユ、かぼちゃのサラダなど、すべてよつば農場の畑でとれたもの、または、身近な角田の農家の方の産直品ばかりです。

お昼のあとはいよいよ梅を使ってのワークショップ。講師は、よつば農場の明子さんです。

Imgp3479 明子さんが自分で勉強してきたこと、実践してきたこと、そして失敗してきたこと、これらのことを参加者に伝えていました。人に教えることは、実は自分自身が一番勉強になります。

参加の皆様には、梅ジュース(または梅酒)、梅干しを作っていただき、そして、それぞれご自宅へもって行っていただきました。

Imgp3484 これらのものは、少しずつ変化しながら、やがて人間の口にちょうど合うように変化していきます。その待っている時間が本来は豊かな時間なのだと思うのです。

そういう、豊かな時間を私自身も忙しさにかまけて忘れがちです。自戒もこめて、あらためてその季節に合わせた保存食つくりが大切なのだということを確認していかなければならないと思いました。

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2008年7月 9日 (水)

食糧問題を考える

先進国首脳会談(サミット)が開かれている。この会議では、世界の食糧問題も話されている。

現在食料不足から世界の食料価格が高騰している。農業に携わるものにとって、農作物が高く売れることは嬉しいことだが、だがそれにも限度がある。

米1升金1升のようになってしまって、食べるものがすべての人にいきわたらなくなれば、そこは生き地獄を見るようないやな世の中が出現するだろう。食べ物を奪い合ったり、農家の倉庫や畑から農作物が盗まれたりと、平穏時では考えられなかった、人間の本性をいやでも見せ付けられる世の中になるのだ。

ちょうど原油が値上がりし、現在の車を始め湯水のごとく油を消費する生活の見直しがせまられているように、食料価格の世界的高騰は私たちに考え方の見直しをせまる。

日本人は、今まで世界中から有り余るほど食料を買い付けてきて、好きなものを好きなだけ食べてきたが、今後そのような生活が保証されているわけではないということだ。現在のような飽食生活が異常だとしても、明日飢えないで暮らすということを考えた時に、その仕組みを作ったりそれなりの努力をしたりしておかないと食べ物が自然と口に入るようにはならないということだ。

作物を作ろうにも、世界的な気候変動で作る条件はどんどん悪化している。日本でも例外ではない。作物を作るための一番大切な水がいつまでも豊富にあるとも限らない。

未来のために、食料問題を解決していくためのひとつの方法は、多くの人が、精神的にも物質的にも農民を直接支えていく仕組みを作っていくことだ。単に、高く作物を買い支えるというだけでなく、食料が持続的に生産できるように環境全体を保全する農業に対して、人々が年に何回か支援労働に出かけたり、そのような農場からできた農産物を直接優先的に買い取ったりということをすることで、精神的な連帯や励ましを表明することが大事だと思う。

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2008年7月 3日 (木)

ちょっとおしめり

今年は空梅雨なのだろうか。うっとしくない天気で、人は過ごしやすいのだが、水が好きなサトイモなどは枯れてしまったのもある。こまめに水をやればよかったと後悔。

午後、ほんの少し雨がぱらついた。メキャベツと、空芯菜の苗を全部定植してしまい、一段落がついた。空芯菜は、8月の暑い時期に出せる葉物として、ありがたい野菜だ。これからの成長が楽しみである。

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2008年7月 1日 (火)

梅雨の晴れ間

今日から7月。高気圧におおわれ気持ちのよい晴れ間が広がった。しかし、天気がよいのも、今日だけと聞いたので、また気持ちは、農作業へとあせる。

麦を刈り取った後に、何とか黒豆を植え終わった。黒豆はウサギの好物なので、網を張り巡らせ、守る。こうした作業に余分な時間がとられる。

メキャベツは少し植えたが、まだ苗を全部植えていない。植える場所もなくなってきており、輪作体系の見直しも必要だ。

ジャガイモをまた掘った。でも、全部を掘りあげることはできなかった。昨年は、雨天続きで、畑で芋が腐ってしまったが、今年は雨が少なく、その分ジャガイモのできはよい。

早生のとうもろこしがずいぶん大きくなった。毎年動物にやられるので特に心配している。追肥と土寄せをしてやった。人間が食べれるようになるには、まだまだ恐ろしく手間がかかる。

やりたいことはまだまだあったのだが、機械を使わない農作業では、これぐらいが限界で、夕方になってしまった。田の草取りなど、まだまだ気になることがたくさんある。


百姓先生コンパニー

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