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2008年3月30日 (日)

季節の備忘録

Imgp3012 庭先の水仙が咲き始めた。日当たりの悪い我が家だが、またひとつ季節が進んだ。

育てている野菜苗の数もだいぶ多くなった。暖かくなるに連れて畑の雑草も増えている。

備忘録といえば、このところ忘れやすくなったようだ。今日は、地域の夫役があった日だが、行くのを忘れていて、遅刻してしまった。

午後からは、農協青年部の総会があったのだが、人から言われて気づいた。これも、危うくすっぽかすところだった。

昔は、違うことを何種類かやっていたほうが、頭も気分も切り替わってよかったのだが、近頃は、いろいろと違った種類のことをやると混乱するようになったのだろうか。

いい加減何かひとつのことに打ち込みなさいというお告げなのだろうか。

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2008年3月25日 (火)

菜の花祭り

Kc280028 あぶら菜科の植物はすべて春になるとトウがたって来る。そして、黄色い菜の花が咲く。キャベツも、白菜も、大根も、チンゲン菜も、水菜も全部そうだ。

あぶら菜科の植物は、みな春になると菜の花が咲くんですよと、農場に来たお客さんに話すと、驚く。

花が咲いてしまえば、葉っぱや茎が固くなり、野菜としてはもう食べられない。つぼみの時は、野菜によって多少硬さに違いがあるが、たいていは少しほろ苦いかんじで、味噌汁の具や、おひたし、油いためなどに向く。

失敗だったのは、ミズナだ。まき時を間違え、冬の寒さに葉っぱがやられて出荷できずにいたら、あっというまにトウが立ち、見事な菜の花畑になってしまった。この菜の花畑は、私にとっては失敗の教訓だが、一緒に畑に連れて行った子供は喜んで「菜の花祭りみたい」と言っていた。

百姓先生コンパニー


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2008年3月23日 (日)

ジャガイモの定植

ジャガイモは、生育期間が長いほど収穫量が多くなるという。だから、暖かくなればなるべく早く種芋を畑に植え付ける。

今日は2箇所の畑の定植が終わりホッとしている。角田に来て過去2年間ジャガイモのできは芳しくない。

何より、耕作が放棄されていた畑の後で作ったので、土が今まではできていなかった。そして去年は、収穫時に雨がかなり降った。

自信を失いかけているジャガイモだが、今年は3度目の正直で、いい出来を願っている。

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2008年3月20日 (木)

豆腐作り体験会第2弾

3月の豆腐作り体験会は、例年2回企画している。今日は、2回目の体験会を行い、新しい参加者に来ていただいた。

Imgp2928 豆を、ミキサーでひいてもらうことから始めるのは前回と同じである。ひいた豆を熱湯で煮立て、それを布でこして、豆乳とおからに分ける。

今日は出てきたおからを、参加者の子どもさんたちに、肉と混ぜてもらい、昼食のおから肉団子にした。

Imgp2932 子どもさんたち、実に楽しそうだ。私の持論は、子供の頃に泥だんごつくりをした子供に悪くなる子はいないということである。手の中でこねる感触が、子供は好きである。肉団子をこねて丸める作業も子供の心に強く訴えかけるところがあるのだと思う。

以前、仙台に住んでいた頃、雨降り後の学校の校庭で、泥だんごを作っている二人の中学生を見たことがある。中学生になって泥団子を作るのは、幼い頃に満たされないことがあったのではないかと、その時感じたものだ。

Imgp2937 豆乳の温度をきちんと計り、タイミングを見計らってにがりを投入し、しばらくふたをしておいておく。

Imgp2945 型に流し込み、重石をして置いておくと豆腐の出来上がりだ。私達も、これで今年何度かやっているので次第にうまくなってきた。今日は、固くてしっかりとした豆腐ができ、食べごたえがあった。

今日も無事、豆腐つくりが成功し、主催者としてはホッとした。

昼食後は、自己紹介なども兼ねて、参加者の方から、感じたこと、思ったことなどのお話を頂いている。

今日は、干し柿つくりのことを話してくださった参加者の方がいて、私も学ばせていただいた。干し柿つくりの名人は、3日後の天候を読んで、寒く風の吹く日を見計らって、柿むきの作業を始めるのだそうだ。

私などは、干し柿つくりの季節が来たからという漫然とした気持ちでやっていただけだったので、改めて干し柿つくりを始め日本の伝統食つくりの奥深さを考えさせられた。干し柿も、自然の仕組みをうまく利用し、加工することにより栄養価もうまみもます、昔の人のわざと知恵である。

味噌も豆腐も、人間が自然の仕組みをうまく利用し、そのままで食べるよりははるかに美味しく栄養価を高めることに成功している。農がある暮らしは、本当に奥が深い。そして、私はまだまだ智慧も技も未熟である。

でも、だから、ますます、農のある暮らしは面白い。何歳になっても追求すべきことがたくさんある。「現代農業」という雑誌に、83歳の農業の名人が紹介されていたが「ますます頭がさえてきている」とのことだった。

いろいろの人から、学びあい、気づきあい、農のある暮らしを究めていきたいと感じた一日だった。

百姓先生コンパニー


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2008年3月19日 (水)

春の農繁期

暑さ寒さも彼岸までというが、寒さもやわらいできて、気持ちも季節に追いつこうとあわただししさを感じる。

農業の場合、今日の一日の作業の遅れが、1ヶ月、2ヵ月後には、非常に大きな差となって現れてくる。だから、常に、まだ見ぬ1ヵ月後、2ヵ月後を予想しながら、今日の仕事の段取りを付けていかなければならない。

ところが、経験の浅い人間には、今日のことは見えても、1,2ヵ月後の姿がなかなか見えてこない。だから、毎日どたばたしていて、気持ちもあせるばかりだ。

5月になればすぐに植えられるようにと、野菜の苗が少しずつ育ってきた。この苗たちの世話も毎日気が抜けない。ジャガイモをそろそろ畑に植えなければならない。早く植えて生育期間を長くすればするほど、収穫がよいものとなるそうだ。

その他にも、畑に植えられるものがどんどんでてくる。植えれば、世話もしてやらなければならない。

畑の仕事があまりなかった冬から、今度は畑のことで頭も働かせて先先を見越していかなければならない。

百姓先生コンパニー


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2008年3月16日 (日)

豆腐作り体験会開催

3月のよつば農場の体験会のメニューは豆腐つくりです。冬は2月の味噌作りに続き、日本人にとっては米と同じくらい大事な食材である大豆にこだわって、皆で勉強していきたいと思っていました。

あらためて、豆にはたくさんの品種があります。それぞれの個性を生かした食べ方をするのが、昔からの大事な知恵だと思います。今日は、どのような違いが出るのかを確かめるのも大事なことだと思い、白大豆、秘伝豆(緑)、黒大豆の3種類を用意しました。

豆腐ができるまでの工程です。

Imgp2902 前の日から水につけていた大豆を、ミキサーで細かくします。ここで、丁寧に豆をひいておかないと、おからばかり出て、肝心の豆腐が少なくなってしまいます。

Imgp2903 あらかじめ沸騰させておいた湯に、ミキサーでひいた豆を入れ、こがさいないようにゆっくり煮ていきます。吹きこぼれないように火加減にも注意します。

Imgp2906 煮立ったら、漉し布にいれて絞ります。絞るのはとても手が熱いです。絞って、外に出たのが豆乳で、袋の中に残ったのがおからです。

出来立ての豆乳を参加者の皆さんに少しずつ味わってもらいました。アツアツのおからもつまんで食べてもらいました。

豆本来の甘みが感じられる、本物の味の豆乳です。

実際に豆腐を作ってみないと、この本物の豆乳は味わえません。

Imgp2914 豆乳をさらに加熱し、沸騰寸前にまでして、それからにがりを入れる適温に下がるのを待ってにがりを入れます。このにがりを入れる温度とタイミングを間違えると豆腐は固まりません。

皆さん温度計とにらめっこで慎重ににがりを打っていきます。かき混ぜるしゃもじがやがて抵抗を感じて動きにくくなります。そうなったら、成功です。

Imgp2915 型に流し込み重石をしておくと水がぬけて豆腐になって行きます。この豆腐が出来るのは、科学的に説明すれば、たんぱく質に塩化マグネシウムが反応して凝固するということなのでしょうが、昔の人が化学式も知らないのに、経験的に豆腐を作ることを知っていたのはすごいことだと思います。

Imgp2917 型から抜いて水に放せば完成です。黒豆の豆腐は、ゴマ豆腐のような色で独特の味と香りがありました。

参加者の方からは、大豆を煮る中で豆の香りを感じ、豆乳を飲みおからを食べ豆腐や湯葉を食べ、五感全体を使って、豆腐つくりを体験したという嬉しい感想を戴きました。豆腐を作る過程で、様々な食べられるものが出てきますが、今日はそれも全部味わっていただきました。

よつば農場に来たら、このように五感を開放し、五感全体使って感じていって欲しいのです。豆腐作りはそのような体験にまさにうってつけです。改めて、大豆は偉大な食材だと感じました。

このような偉大な食材と日本人は、ずっとかかわってきて、世界の中では他の民族よりも大豆のことをよくわかっているということについて誇りを持つべきだと思います。

その大豆がいまやほとんど輸入品だということに私は悔しい思いがしますが、国産大豆を作ることについての関心も高まって欲しいと願っています。

百姓先生コンパニー


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2008年3月14日 (金)

慈雨

雨が降らない天候がずっと続いていたが、今日の午後から雨がようやく降り始めた。春は空気が緩んでくるのがわかる。朝、外に出てみたり、夜、外を歩いていたりすると、空気の匂いが違ってくるのだ。寒くて乾燥して匂いが何もしない冬の大気から、水気を含んだこの空気のにおいをかぐと春が来たなと感じるのだ。

春先の雨は優しく地面を濡らす。植物や動物たちを優しく揺り起こす。


百姓先生コンパニー

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2008年3月11日 (火)

私にできること

青森県の六ヶ所村に核燃料再処理施設ができて本格稼動をしようとしている。核物質による環境汚染やがん、白血病患者の増大などの健康に対する被害を考え、私はこの核燃料施設の本格稼動に反対している。

私の知り合いの人の中にも反対運動を積極的に行っている人たちもいて、私ができることはほんの些細なことだが協力できることは協力している。

青森の原子力関連施設の問題も沖縄の基地の問題も、そして地方が抱えている問題の構図は共通なところがあり、その根本的な問題について考え、そこを解決していくこともとても大事だと思う。

問題の根本は、地方には仕事と金がないということで、そこに財布のヒモと決定権を握っている中央に付け込まれるという構図がある。地元の人たちだって、原子力も基地もよくないと内心では思っていても、原子力や基地に依存するように仕向けられてしまい、そこから抜け出せなくなってしまった人たちは地元で推進派や賛成派になる。

問題の根本的な解決には、先ずできる範囲で自給をすることだ。むかし「兵糧攻め」などという、攻城法があったが、自分たちである程度「兵糧」があれば、誰に頭を下げなくてもすむ。

食べ物だけでなく、その地域で作りその地域で使ってしまう、自給的なエネルギー供給法も作り上げておくことだ。エネルギーは現在国家権力と結びついた独占企業が一元的に供給する体制になっている。「皆さんが電気をたくさん使うんだから、原子力がなくて困るのは皆さんですよ」というのが彼らの常套文句だが、それを言わせないためにも、エネルギーの自給方法も真剣に考えないといけない。

そして、その地域で持続的にできる小さな仕事(スモールビジネス)を作り出すことだ。公共事業は一時的に潤うが、これもやはり麻薬のようなもので、一度その味を覚えてしまうとやめられなくなってしまい、やがては地域の一番大事な宝である自然環境などが、失われてしまい、後悔しても後の祭りということになる。

六ヶ所村の核燃料施設が稼動を続ければ、青森の人たちに健康被害が出、特に何の罪のない子供たちが苦しむのを私達は見ることになる。被害は青森県だけでなく、近隣の県とやがて日本全土や世界に広がる。

稼動をやめさせる緊急手段は何か。根本的に問題を解決する手段は何か。個人ができることは何かを考えている。

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2008年3月 9日 (日)

季節の備忘録

先日朝起きて畑の方へいくと、鶯の初鳴きを聞いた。

これからは、春先に咲く花が次々と咲き出す。

農作業の方も忙しくなる。

体もうずうずし始める。

百姓先生コンパニー


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2008年3月 6日 (木)

春は気まぐれ

Kc280026 朝の明るい日差しと暖かい陽気に誘われて、畑に、からし菜やルッコラの苗を定植した。

植え終わった途端、空が曇ってきて、雪がちらつきたちまち寒くなった。

朝起きて鳥の声を聞くと春になく鳥達の声に変わってきていて、季節は確実に春へと足を運んでいる。

しかし、空では、寒さと暖かさが戦っているようで、めまぐるしく天気が変わる。

春先の野菜つくりの難しさは、急に寒さがやってきて油断がならないこと、突然強い風が吹くこと、そして土の乾燥である。

この難しい時期を乗り越えて、いい野菜が作れるようになれば、農家として私も成長したということだろう。

百姓先生コンパニー


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2008年3月 5日 (水)

演習林構想

山の手入れで今日は強力な助っ人を得た。森林管理の講座に行って、座学と実習を体験してきた方だ。私も、チェーンソウの手入れの仕方や、間伐の仕方などを教えていただいた。

実際山にも入ってもらい間伐作業などをしていただいたのでひとりで間伐するよりはずいぶんと仕事が進み山も明るくきれいになった。

森林管理についての講座に通って学ぶ人が、会社を退職した人を中心にずいぶんといるようだ。知識と技術を学んでも、それを実際に使ってみる場が少ないということだ。

もちろん、日本各地の里山は手入れがされておらず荒れている。しかし、そこに勝手に入って、勝手に間伐をするわけにはいかない。里山は必ず誰かの名義になっていて、持ち主がいるわけだ。だが、持ち主も自分だけでは手が回らないので、手入れに入ってもらえればありがたいと思っている人がかなりいるはずだ。

一方に山の事に興味があり、山の維持に力を貸したいと思っている人がいる。その一方で、山を維持するため協力してくれる人がほしいと思っている人がいる。

要は、この双方を結ぶことが必要なわけだ。なんでもそうだが、結ぶ人がいなければ、せっかくの善意や願いも実現しないで終わってしまう。田舎と都会の双方の事情がわかる私などが、そういう使命があるのではないかという気がする。

とりあえず、森林管理講座で学んだ人々のための手ごろな演習林として、我が家の山を使ってもらえるといいのではと考えた。


百姓先生コンパニー

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