2019年1月18日 (金)

うそ

「嘘」が広がることについての不安感がある。行政の長として、津波対策のことを聞かれてそんな対策は取る必要がないといったことに対する事故の責任を、事故がなかったかのように、もしくはあったとしてもごく軽微であったと言いなすことで、免れてきたことから始め、福島核発電事故は完全に収まっているからと言ってオリンピックを強引に招致したことなど、一番地位が高く、責任と決定権がある人が「嘘」をつけば、「嘘」は世の中に蔓延する。

 

長上のウソに合わせるためには、怪しいコンサルタントに巨額の金を払っても強引にオリンピックを誘致しなければならなかったのだろうし、経済が絶好調のように見せかけるためには統計の数字も書き換えねばならなかったのだろうし、国有財産の売却、大学の新設、女性を暴行した人が罪に問われないというのも、すべては「嘘」の蔓延に関係することだ。

 

ぼくが恐ろしいと思っているのは、この「嘘」の蔓延は日本の民主主義の崩壊も意味しているのではないかということだ。日本は民主主義国家だと思っていたから、これまで安心して暮らしてきた。民主主義国家だから、不当に逮捕され、突然どこかに連れ去られて、思想改造所で拷問を受けるような目には合わないと思っていた。しかし、例えば、沖縄の県民投票を、政権党が、邪魔をして、県民の民主的な意思表示をさせないことをやるような国では、民主主義は崩壊しているのではないか。安倍さんたちは、確か、憲法改正の国民投票をやりたいはずだが、その国民投票の事務をやる市町村が、事務の予算を否決して、国民投票には参加しませんというようなことが起きたら、どうなのだろうか。そもそも、現行憲法も民主主義も否定している安倍さんだから、民主的な国民の意思表示など関係ないのだろうか。

 

安倍さんや自民党政治の恐ろしさに怖くなり、ぼくは今、「死刑」反対に転じたし、「アムネスティ」のメールマガジンを取って読んでいて、人権活動を支援しようと考えている。「嘘」は警察や検察にも蔓延してきているし、不当逮捕や冤罪もどんどん増えてきて、もう他人ごとでは済まないのではないか。日本の民主主義も憲法も、我が身を守ってくれないのであれば、国際的な拠点を持つ人権団体の力を頼りにするのも一つの方法ではないだろうか。


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2019年1月14日 (月)

『老子―もう一つの道』 二十九 天下国家

【口語自由訳】
天下を取ろうとするものは、心身を激しく労し休む間がない。そもそも国家は神聖な器なのだから、作為をなすべきではない。何かをなそうとすれば、それは結局、大切な何かを傷付ける。執着すればかえって失う。すべてこの世の中にあるものは、早くいくものもあれば、遅くいくものもあり、強いもの弱いもの、多くの先頭に立って行く者があれば、人に従う者もある。だから、理想の人は、極端を去るのである。

 

【解説】
天下国家に対する老子の洞察。何もしないこと、自然に任せること、世の多様性を認めること。


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2019年1月10日 (木)

Yamadera in winter

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This beautiful picture was taken at Yamadera in Yamagata Prefecture. This is a quiet, sacred Buddhist temple build at the top of a mountain.  Climbing over one thousand steps from the foot of the mountain,  you can see the ground view.  But don't forget this is a religious place.  Pray to Buddha for the peace of the world and your own mind at the temple, and never interrupt with meditation of Buddhist monks.

 

How to go there:  From Tokyo, take a bullet train to Sendai. At Sendai, change trains. Take JR Senza line and stop Yamadera Station. (It will take about one hour from Sendai to Yamadera). From Yamadera Station, you can walk up the steps.

 

What to eat: Soba(Japanese noodle) is very famous in Yamagata Prefecture.  Around Yamadera Temple, there are several restaurants which serve Soba. Mitoya is one of the best restaurants where you can enjoy good Soba.


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2019年1月 9日 (水)

『老子―もう一つの道』 二十八 隠れよ

【口語自由訳】
真の偉大さ、真の強さとは、強さを知っていながらも、弱さの中にとどまっていること。栄光の何たるかがわかっていながらも、汚辱の中にとどまること。山のように高く、高くなるのでなく、谷のように広く、深く、大きくなるのである。谷はすべてを受け入れる。受け入れた徳と、離れることなく一体となり、純真となる。すべての作用は谷から起こる。

【解説】
老子は高く高く積み上げていくよりも、深く広く掘りさげていくことを好む。彼が大切にしているイメージは「谷」。すなわち窪地。そこにはすべての水が流れ込む。そして、そこで一つに帰す。すべてが一(いつ)に帰す。


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2019年1月 8日 (火)

『老子ーもう一つの道』 二十七 跡を残すな

【口語自由訳】
善く行くものは跡を残さない。
よく閉めるものは、鍵や錠前を用いなくても、誰もそれを開けることができず、よく結ぶものは、縄を用いなくても、誰もそれをほどくことはできない。
このように、道に達してしまえば、その道に達するために必要とされる道具は不要となるし、行ったという跡を一切残さない。

 

【解説】
事を行ったとしても、その成果を誇ることはしない。したことさえあとを残さない。徹底した謙抑の精神がここにも見られる。理想の状態に達することが大事であって、そのための手段は一時の方便にすぎず、その方便は忘れるのである。
幸福への道、それはすべてをあきらめること、捨てること、忘れ去ること。


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2019年1月 7日 (月)

1930年代と重なることはないだろうが…

「わが国独自の文化が認められない…」と言って、国際団体から脱退し孤立的で独善的な政策を推し進める。政府の我が国の文化・歴史が一番という強気な姿勢に国民が鼓舞され、熱狂する。というところまでは、日本国民も行っておらず、冷静な、というよりは無関心な気がするが、政府の強気な姿勢は、中国大陸での画策を環椎するために、1930年代、国際協調から脱した時の日本の姿と重なる気がする。もし、歴史に繰り返しがあるとすれば、今度は大陸の国家との泥沼の戦争に突入ということになる。

 

韓国にも中国にも一切妥協せず、アメリカにはすべて譲るという安倍さんの姿勢は、今、日本国民から支持が高いが、私は安倍さんやその支持者の極右的な考えや姿勢こそが、問題をまったく解決しない一番の根本問題だと思う。そして、そういう人たちを、高く支持している、国民ももう少し勉強して、彼らこそが問題をこじらせている元なのだという自覚をもって、政治的な投票行動などをすべきと思う。

 

原爆を投下した側のアメリカ国の大統領が、広島を訪問して、被爆者と語りあった。被害者である被爆者の方々は、アメリカを憎んでもおかしくないと思うが、大統領の訪問と語り合いは、彼らの心の傷を癒す行為であったし、被害者が望んでいることはそういうことであったと思う。韓国で人権を踏みにじられた人たちが望んでいることもそういうことであり、なぜ、アメリカ国の大統領のように、彼らの心の傷を癒しに行かないのだろうか。

 

私企業が過去に行った不法行為にたいして、私企業としての補償を中国では行い、それはある程度うまくいった。韓国でも同じように行おうとしたときに、そういうことは絶対にするなといったのは、安倍さんたちだ。私企業は、私なんかと違って、政治的なことに興味があって活動しているのではない。経済合理性に基づいてだけ行動している。だから、「良い政府」とは、私企業が一番活動しやすい政府だ。もう、安倍さんたち極右には、経済的な合理性はない。経団連も、もう安倍さんたちを見限ってもいいのではないか。


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2019年1月 5日 (土)

『老子―もう一つの道』 二十六 根本を失うな

【口語自由訳】
重々しく静かなるものが、軽々しく躁々(そうぞう)しきものの根本にある。根本さえ失わなければ、どこへ行こうと、どのような境遇であろうと、落ち着いて自身を楽しむことができる。

 

【解説】
外界の騒がしさに惑わされない根本を養う必要がある。己の中に静けさを持っていれば、外界は己を映し出す鏡となる。


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2019年1月 4日 (金)

『老子―もう一つの道』 二十五 宇宙を貫く法則

【口語自由訳】
混沌からすべては始まった。すべてを貫く「それ」は全宇宙をへめぐり遍在する。この宇宙は広大であり果てを知らない。どこまでも遠くに行くことができるが、はるかに遠くに行けば、そこは己が出発したその地点である。宇宙の法則とは「道」であり、「道」とはそうであるところのものである。

 

【解説】
天も地も人もすべてを貫いて流れる法則、それは名づけようがない。名前を付けるとそれを分析してしまう。分析すればそれは消える。


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2019年1月 3日 (木)

『老子 ― もう一つの道』 二十四 誇らない

【口語自由訳】
遠くまで長く歩きたいのであれば、ゆっくり少しずつ歩め。世の中に認められたいのであれば、自らを一番だとは思うな。結局、最後に功を得たいのであれば、謙虚に生きよ。道とともにある人に万物は付き従う。

 

【解説】
自らを晦(くら)くすること、晦(くら)くして生きること。道を己の内に抱えた人は、本当の自信がある人。その人は自らを誇る必要がない。


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2019年1月 1日 (火)

AKIRA

アニメオタクの娘が見ようと言って借りてきた「AKIRA」。なぜ、若者がこの古い作品を知っているのか?作者大友さんが、雑誌に「AKIRA」を連載していたのを、私自身は同時代的に知っている。精緻な絵に感心し、世界的にも大友さんの名声が高まっているということも知っていたが、毎号連載された雑誌を買っていたわけではなく、ストーリーも追えなくなっていた。あれから30年たったのだろうか。アニメ映画版であるが、はじめて「AKIRA」全部を見ることができた。

 

 

 

 

アニメの絵自体や動きが昔だなと感じたが、その作品世界の予言性には驚いた。40年も前に、2020年の東京オリンピックを予言しているのだ。40年前から見た未来物語なのだ。40年前といえば景気の良いバブル時代もあったわけだが、40年前から見た日本の未来は暗い。明るい未来では、文学作品として成り立たないので、荒廃した未来を描くものが圧倒的に多いのだろうが、大友さんは40年前に、すでに今の日本に萌しているものを敏感に感じ取っていたのではないだろうか。

 

 

 

 

AKIRAの舞台は2019年のネオ東京だ。だから今年はAKIRAがもっともっと論じられて見られてほしい。私自身は、AKIRAは難解な作品で、AKIRAとは何か、何の比喩なのかと考えさせられてしまったが、東京オリンピックに関しては、核爆弾のテロが起きるというような大きな事故の暗示のように感じてしまった。

 

 

 

 

純粋なスポーツ選手に対しては、私は応援したいと思っているが、東京オリンピックの政治的な意味や利用に対しては賛成できない。オリンピックを招致し推進し利用する安倍さんや政権政党の意図やねらいを思うと、東京オリンピックに反対なのだ。彼らの力は強力で世論対策も万全、選挙も盤石で、退かせることなど容易ではない。しかし、黒を白と言いくるめたり、友人・取り巻きだけが優遇され罪にも問われないというような、不祥なことばかりやっていれば、さすがに天地の神もみそなわして、天罰も下そうというもの。そういう不祥な力を象徴し、暗示させるのがAKIRAだと感じたのだ。

 

 


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